1. コラム
  2. BGMでの快適なオフィス環境作り
  3. 花粉症対策にオフィスBGMが有効な理由

BGMでの快適なオフィス環境作り

花粉症対策にオフィスBGMが有効な理由

花粉症対策にオフィスBGMが有効な理由

春になると訪れる花粉症は、多くの人々にとって深刻な問題となっています。
仕事に集中力を必要とする場面で、鼻水やくしゃみ、かゆみなどの症状が重なると、業務効率が著しく低下してしまうことがあります。

2023年のスギ花粉の量は平年の2~3倍とも言われ、仕事の能率低下防止に「花粉症手当」の支給を検討する企業も増えてきています。

そこで、近年注目を集めているのが「音楽による花粉症対策」です。
特定の音楽を聴くことで、花粉症の症状緩和が期待できるとされています。
では、どのような音楽が効果的なのでしょうか?
また、そのメカニズムはどのようなものなのでしょうか?

更に、 音楽療法 を取り入れた花粉症治療の可能性や、USENの「 Sound Design for OFFICE 」がもたらす効果に関して説明します。
花粉症による生産性低下に悩む多くの人々にとって音楽が救いの手となるかもしれません。

花粉症が業務効率におよぼす影響

本項目では、花粉症が仕事や勉強にどのような影響を与えるのかについて紹介します。
約半数と言われる花粉症患者にとっては当たり前な内容かもしれませんが、逆の見方をすると「約半数が花粉症の辛さを知らない」ということになります。
認識相違や、誤ったマネジメントによって信頼関係の低下を招き、生産性が損なわれることがないよう、花粉症が業務に及ぼす影響に関して正しく把握しておくことが重要です。

<パフォーマンスの低下>

代表的な花粉症の症状である鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどが仕事中に頻繁に起こると、集中力が低下し精神的なパフォーマンス低下を招きます。
また、これらが長期にわたり続くことで体力をも消耗し、身体的なパフォーマンスへも影響を及ぼします。人により症状の重さに差異があるものの、これらによって大なり小なり業務効率が低下します。

<ミスの増加>

症状が重い場合、睡眠障害を引き起こす可能性があります。
充分な睡眠時間や質が確保できていない場合、集中力が大幅に損なわれて注意力が散漫になり、普段では考えられないミスが発生しやすくなります。
気合や根性で克服できるものではないため、事前の症状把握と「仕組み」で抑止する必要があります。

<欠勤や遅刻の増加>

頭痛や倦怠感、のどの痛みなど、風邪と似た症状を引き起こすこともあり、重度になると勤務の継続が困難となります。
また、前述の睡眠障害による生活サイクルの乱れや、長期的な症状の継続によって体力が奪われることで起床が困難となり、遅刻へと繋がる可能性もあります。
少しでも症状が緩和し、体力が奪われにくい職場環境を目指す必要があります。

花粉症対策に効果的な音楽とは?

「子供や農作物の健やかな生育を促すためにクラシックを流す」といったことが古くから行われている通り、音楽が人間の心身にもたらす影響は決して無視できません。
音楽は花粉症対策としても有効で、音楽を聴くことで花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。自然の音やクラシック音楽、ヒーリングミュージック、ジャズなど、効果的な音楽は様々あります。自分に合った音楽を選び、リラックスした環境で聴くことが大切です。
本項目では、花粉症対策に効果的な音楽を4つ紹介します。

<自然の音>

自然の音はマイナスイオンを発生させ、疲労やストレスの軽減をはじめ、リラックス効果や病気に対する抵抗力の増加に有効だとされています。
「森林の音」や「川のせせらぎ」「虫の鳴き声」などが特に一般的で、呼吸器系にも良い影響を与えることにより症状緩和への効果が期待できます。
また、これらは自然の音に含まれる「1/fのゆらぎ」の効果とも言われています。

<クラシック音楽>

クラシック音楽に含まれる「モーツァルト効果」は副交感神経にダイレクトに作用し、リラックス効果や免疫効果を高めたり、生活習慣病を抑制する効果や成長を促す効果があるとされています。
血圧や心拍が安定してきたり、唾液がよく出たり、あるいは身体が暖まったり、消化管の機能が高まるため、花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。
バロック音楽やモーツァルトのピアノソナタなど、リズムやテンポが安定した曲が特に効果的とも言われています。

<ヒーリングミュージック>

ヒーリングミュージックは、ストレスを緩和し、自律神経のバランスを整える効果があります。呼吸器系にも良い影響を与えるため、花粉症の症状を和らげる効果も期待できます。
ヒーリングミュージックには、独特な音響効果を持つものが多くあります。自分に合った音楽を選んで、リラックスした環境で聴くことが大切です。
Sound Design for OFFICEでは「ヒーリングCAFE」など、多数のヒーリングBGMをご用意しています。

<ジャズ>

ジャズには、脳の疲労回復効果やリラックス効果があるとされています。
ジャズ音楽が特に脳の疲労回復に効果的な理由は、独特なリズム感にあります。リズミカルなジャズ音楽は、脳の一部を刺激し、脳全体のバランスを整えてくれるといわれています。
また、アップテンポでもゆっくりと感じられるジャズの特性により、穏やかでゆっくりとした空間を造りだし、リラックス効果へも繋がります。
これらの効果が、花粉症により疲れた心身を癒し、症状を緩和することが期待できます。
これがオフィスに環境にはジャズが良いと言われる理由となります。

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音楽による花粉症緩和のメカニズムとは?

音楽による花粉症緩和のメカニズムとは?

音楽には様々な効果があります。
ストレス解消効果やリラックス効果といった、精神面にもたらす効果は広く知られるところですが、免疫力の向上や調整、呼吸リズムの調整など身体面にもたらす効果も決して無視できません。
これらの効果は花粉症における症状緩和へも繋がることが確認されています。
本項目では、これらのメカニズムについて解説していきます。

<ドライシンドローム改善効果>

地球温暖化などの影響で、ドライノーズやドライアイ、ドライマウスといったドライシンドローム(乾燥症候群)が増えていることが知られています。これらは、花粉症などのアレルギー性鼻炎やウイルス感染などの原因となり得る、体の最前線となる鼻粘膜上皮バリア機能低下と表裏一体であると考えられています。
また特定の音楽には、ドライノーズの改善ドライアイの改善効果があることが研究により明らかにされています。

<免疫系の調整>

音楽によるリラックス効果が自律神経を健康な状態に保ち、免疫系を調整する働きを持つことが知られています。例えば、リラックスした状態で音楽を聴くことで、自然殺傷細胞などの免疫細胞の働きが活性化され、花粉症の症状を軽減することが期待できます。
また、リラックスした状態で音楽を聴くことで、免疫系の過剰な反応を抑制する働きも期待できます。

<ストレス解消効果>

花粉症の症状は、免疫系の過剰反応によって引き起こされるため、ストレスが増すと症状が悪化することがあります。
音楽にはストレス解消効果があり、アルファー波を出しやすい音楽を聴くことにより副交感神経の働きを高めます。これによりリラックス効果が生まれてストレスを軽減し、花粉症の症状軽減へと繋がると考えられています。

<呼吸リズムの調整>

音楽にはリズムやテンポがあります。
これらは作業のリズムに一定の影響を与え、作業効率にも影響を及ぼしますが、同時に無意識下で心身の活動サイクルにも一定のリズムをもたらします。
そのため、音楽を聴くことで呼吸リズムが自然と整えられ、呼吸器系の緊張が緩和されます。これにより、鼻づまりやくしゃみなどの症状を軽減を軽減する効果が期待できます。
つまり、オフィスBGMを使い分けることにより、心身のサイクルを意図的にコントロールすることが可能であるとも言えます。

音楽療法を取り入れた花粉症治療の可能性

花粉症治療において、薬剤療法に加えて音楽療法を取り入れることで、症状の緩和や生活の質(QOL)の向上が期待できます。
薬剤療法には副作用があり、長期的に使用することで治療費がかさんでしまいますが、音楽療法は副作用がなく、安価で手軽に取り入れることができます。また、音楽療法にはストレス解消効果や呼吸リズムの調整による効果があり、精神面へのアプローチにも役立ちます。これらの効果によって、花粉症による生活の制限を軽減し、治療全体の効果を高めることができます。

<薬剤療法の補完>

花粉症治療には、抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの薬剤療法が一般的に用いられます。しかしこれらの薬剤には副作用があり、効果時間が限られます。また完全な治癒には至りません。そこで、音楽療法を薬剤療法と併用することで、日常的かつ永続的に症状の緩和を図ることができます。
音楽療法は副作用がなく、長期的に取り入れることができるため、薬剤療法の補完としても有効です。

<治療におけるQOLの向上>

花粉症は、症状が重くなると生活に制限をかけることがあります。しかし、音楽療法を取り入れることで、生活の質(QOL)を向上することができます。
例えば、音楽によるリラックス効果によって得られる睡眠の質の向上により、心身の回復力アップと免疫力の向上を期待することができます。

<精神面へのアプローチ>

花粉症の症状により睡眠不足やイライラ、集中力低下などの問題が発生することで、日常生活はもちろん、業務においても多大なストレスがかかります。
音楽療法を取り入れることでこれらのストレスを緩和し、心身ともにリラックスに近い状態に近づけることができ、これらの問題の改善へと繋がる場合があります。

<治療費の軽減>

花粉症の治療には、抗ヒスタミン剤やステロイド薬などの医薬品が使われます。しかし、これらの薬剤は副作用がある上、長期的に使用することで治療費がかさんでしまいます。
一方、音楽療法は副作用がなく、安価で手軽に取り入れることができるため、治療費の軽減にも繋がります。

Sound Design for OFFICEが花粉症対策に効果がある理由

Sound Design for OFFICEでは「健康×音楽=健康BGM」と題して多くの研究を実施し、人々の健やかな暮らしを支えるオリジナルの番組を作成しています。
その中には花粉症における週上悪化の一因となる「ドライノーズ」と音楽との関連性に関する研究が含まれています。
効果に基づいた様々な楽曲を、是非一度お試しください。

<研究結果に裏付けされたエビデンス>

検証内容 : 20-50代の男女23人を2群にわけ25分間聴取する前後で「鼻バリア機能」を測定
検証結果 : S-01(下図音楽B/ジャズ)を聴いた群で、水分蒸散量が減り、潤いがアップ
※研究内容の詳細はこちらをご確認ください

研究結果に裏付けされたエビデンス 研究結果に裏付けされたエビデンス

ドライノーズは、自覚症状が出にくいが、アレルギー性鼻炎(花粉症)やウイルスの易感染性にも繋がる症状。
また、鼻粘液(鼻水)が分泌されても粘液が留まらず乾いている状態なので粘膜上皮による防御ができず粘膜力、免疫力の低下にも繋がります。

<目的に沿った豊富で専門的な楽曲>

Sound Design for OFFICEではクラシックやジャズ、自然音やヒーリングミュージックなど、シーンや目的に応じて数多くのチャンネルをご用意しています。
また、これらは様々な研究結果に基づいてUSEN独自のアレンジを加え、働く環境に最適な楽曲構成、音量にてお届けしています。
目的別に楽曲の一例をまとめていますので、是非一度ラインナップをご確認ください。

<安価に対策可能>

Sound Design for OFFICEは月額5,300円からご利用いただけます。
これは平日換算で言うと、1日あたりジュース2本分程度の金額となります。
花粉症対策という1点だけで比較しても、薬剤療法より遥かに安価に全従業員の症状改善への期待がもてるばかりでなく、様々な職場環境改善効果をもたらすことが可能です。
この機会に是非一度ご検討ください。

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