BGMで「音ハラスメント」を予防？オフィス環境を快適に保つためのヒントとは

音ハラスメントとは

まずは何をもって音ハラスメントと定義されるのか、確認をしていきましょう。

＜音ハラスメントの定義＞

「音ハラスメント」とは、不快な音を出し続ける行為全般を指します。
音を出している当事者は無自覚であることも多く、改善に導くことが難しいとされています。

＜職場における具体的な音ハラスメント事例＞

ここからは、職場における音ハラスメントの例を見ていきましょう。

・キーボードを叩く音やボールペンをノックする音
・電話やオンライン会議の音
・ドアの開閉音、歩く音
・咳払いや鼻を噛む音

特に無音のオフィス環境では、シーンとしたところにこれらの音が鳴り響くため余計に気になる、、ということも考えられるでしょう。

＜音ハラスメントがもたらす健康被害＞

これらの音を「うるさい」と感じると、音が気になって集中力が下がったり、ストレスが溜まりイライラした気分につながります。それが続くと、ストレスによる血圧や心拍数の上昇などもあり得ますので注意が必要です。

企業が取り組むべき対策

どんな音が不快に感じるかというのは人それぞれの感じ方によるところが大きいこと、また音を出している当事者に自覚がないことがほとんど、という「音ハラスメント」。
企業はどのような対策を取れば良いのか、見ていきましょう。

＜従業員の意識啓蒙＞

まずは、従業員への意識づけというところが大切です。
他のハラスメント同様にはなりますが、研修を実施し当事者意識を持たせることがまずは重要になるかと思います。また、音に関するアンケート調査を実施し現状を把握することも対策への第一歩となるでしょう。

＜職場環境の改善＞

従業員への意識づけを行ったとしても、多くの人が働く上ではどうしても発生してしまう…というのも「音ハラスメント」の側面です。そんな時は音が気になりにくくなる環境作りを進めると良いでしょう。
例えば、あえてBGMを流して音に被せることで気にならなくさせる、、いわゆるサウンドマスキングは有効的です。

BGMが音ハラスメント対策に役立つ理由

＜マスキング効果により、不快な音を軽減＞

ある音が、別の音によってかき消されるような現象のことをマスキング現象といいます。気になる音に近い周波数のBGMを流すことで音のカーテンを作り、周りの音が気になりにくくなるのです。
一般的に自然音と呼ばれる「川のせせらぎ」などは人の会話の声と近い周波数帯と言われ、高いマスキング効果が期待できます。

＜リラックス効果をもたらし、ストレスを軽減＞

音楽の持つモーツァルト効果は、音響学的な特性が副交感神経に直接働きかけると言われており、これにより血圧や心拍が安定したり、身体があたたまり、身体がリラックス状態に導かれ、ひいてはストレスの緩和につながると言われています。

BGMの活用は、音ハラスメントの軽減につながるといえるでしょう。

BGMを活用する際の注意点

このようにBGMは正しく活用すればマスキング効果やストレス緩和など音ハラスメントの対策として有効ですが、音を完全に消すものではないので、やみくもに流すだけでは、かえってストレスを生む原因にもなりえます。
ここからは流す際の注意点を見ていきましょう。

＜音量＞

音量が大きすぎると、かえって集中力が低下する可能性があります。そのため、音量は適切に設定し、雑音をマスキングする程度にするのがよいでしょう。邪魔にならない音量は、40～50デシベルと言われていて、静かなオフィスと同程度の音量となっています。

＜楽曲＞

作業に集中できるように、聞き流しやすい音楽を選ぶことが大切です。ボーカルが入っている曲やアップテンポすぎる曲は避け、クラシックやジャズ、インストゥルメンタルなどのジャンルがおすすめです。

＜同じ音楽ばかりにならないように＞

同じ音楽ばかりが流れているといつしか飽きも生じ、ストレスが溜まる原因につながります。時間帯や曜日ごとに楽曲を変えることでメリハリも付きやすくなるでしょう。

「Sound Design for OFFICE」が音ハラスメント対策に有効な理由

Sound Design for OFFICEではUSEN店舗用有線放送で培ったノウハウを活かした「オフィスBGM」専門サービスを提供しています。マスキングに特化したチャンネルの用意や、放送品質の担保、時間帯ごとの楽曲設定など音ハラスメント対策としての活用にもピッタリです。

＜BGMに適した放送品質を実現＞

長年のノウハウから得た独自の音圧調整技術により、楽曲やアルバムごとに異なる音圧を均一化しています。楽曲によって音量が異なるということもないので安心してご利用いただけます。

＜オフィスに最適なBGMを9つの機能別にカテゴライズ＞

「マスキング」、「集中力向上」や「コミュニケーション活性」といった目的に合わせた最適なプログラムを用意しています。

目的別に楽曲の一例をまとめていますので、是非一度ラインナップをご確認ください。

・集中力を高める
・コミュニケーションを活性化する
・ストレスを緩和する
・雑音をマスキングする

＜自動で時間帯別にチャンネルを変更＞

Sound Design for OFFICEでは「プログラムタイマー機能」という機能で、電源のON/OFF、時間ごとのチャンネルの変更を自動的に行うことができるので、飽きの来ないプログラム設定が可能です。導入後のサポートも実施いたしますので機械の扱いに不慣れ…という方も安心してお任せください。