コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
社会的な問題の一つとして、職場でのストレス問題は深刻です。ストレスを抱えると身体的、精神的に大きなダメージとなり、心身を蝕みます。最悪の場合、うつ病などの精神的な病に冒されてしまうことも。
ストレスを感じるきっかけはさまざまですが、ストレス要因となりうるものとしてオフィス環境があげられます。
人間関係や仕事関係ではなく、オフィス環境そのものがストレスになっている可能性があるのです。
今回は、オフィスに潜むストレス要因と快適なオフィス空間作りのポイントについてご紹介します。
ストレスは、どの職場の誰でも感じうるものです。その程度は人によって異なりますが、重度のストレスを感じるとメンタルヘルスの不調が深刻なものに。従業員個人だけでなく、会社自体にも大きな影響を与えます。
ストレスによる悪影響(ストレス反応)には様々な症状があります。代表的なものとして、以下の症状がみられます。
・気分が落ち込み憂鬱になる
・イライラしやすくなる
・体重の増減が大きい
・消えてなくなりたいと思う
・自分は価値のない人間だと思うようになる
・集中力が低下し、決断力がなくなる
メンタルの不調が改善されずに慢性化すると、精神面だけでなく身体面にも不調が現れ始めます。
・過喚起症候群
・十二指腸潰瘍
・円形脱毛症
・筋収縮性頭痛
など
これらの疾患の原因のすべてがストレス反応によるものというわけではありません。ストレスによる疾患と認められる場合は、疾患の発症やその経過にストレスが関係しているときです。薬による治療では根本的な改善につながらないため、ストレス状態の改善も含めて病気と向き合わなくてはならなくなります。
ストレス反応がでると、従業員本人の仕事に対するモチベーションや集中力が大幅に低下します。同じ作業をこなすのにも通常の2倍以上もの時間を要する場合もでてくるかもしれません。
従業員一人の作業効率の低下は会社全体の利益にダメージを与えるだけでなく、従業員全員のモチベーション低下にもつながります。会社全体の雰囲気が悪くなり、多大な影響を及ぼすことになるのです。
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ストレスの原因は職場での人間関係や仕事に関する悩みからと考えられがちですが、実はオフィス環境も従業員にストレスを感じさせる要因となっている場合があります。
次の項目にあてはまる職場は、オフィス環境を今一度見直す必要があるかもしれません。
・気温・湿度
オフィスの空気を不快に感じると仕事に集中できず、ストレス要因となります。快適と感じる室温・湿度には個人差があるので調整は難しいですが、「寒すぎる」「熱すぎる」「湿気が多い」「ランチで食べたカレーのにおいが充満している」など、従業員の大多数が不快に感じる要素はできるだけ取り除く必要があるでしょう。
・オフィスの汚れ
「デスクに書類が山積みになっている」、「ゴミ箱が満杯になって溢れている」、「掲示物がはがれかかっている」など、オフィス内が煩雑になっていませんか?少しの気になる・・の積み重ねが大きなストレスやモチベーション低下のきっかけになります。周りの人にどう見られているかを一人一人が意識する必要があるでしょう。
・視線
周りの人の視線に大きなストレスを感じる場合があります。後ろからデスクトップを覗かれたり、真後ろからの上司の視線が気になったりすると仕事に集中できなくなってしまうのです。こうした視線に敏感な人は意外にも多く、やましいことが無くても妙な緊張感を生み出し、ストレス反応につながります。こうした人に配慮した座席設置・配置が必要になる場合があるのです。
オフィス環境がきっかけでストレスを感じさせないためには、快適なオフィス空間を演出する必要があります。職場は家で過ごす時間と同じかそれ以上に長い時間を過ごす場所です。毎日来たくなるような居心地の良い空間を作り出せるように工夫することが大切です。
・快適なワークスペース作り
仕事に集中しやすいワークスペースを作るためには、プライベート感と共同作業のしやすさを両立させることがポイントです。一人で作業に没頭したいときもあれば、同僚と話ながら作業を進めなくてはならないときもあります。個人の作業スペースはもちろん、複数人で話し合いながら作業ができるスペースを確保するなど、シーンに応じて集中して仕事ができるワークスペースづくりを心がけましょう。
また、ストレスなく移動できるスペースが確保されているかどうかも重要です。通路が狭すぎて人や机にぶつの間を上手く通れないと、集中して作業に打ち込むことができません。動線を考慮したデスク配置をしましょう。
・リラックススペースの確保
モチベーションや集中力を維持して仕事効率を上げるために、休憩スペースの設置は欠かせません。
人の集中力の持続時間には限度があるため、適度なリフレッシュが必要となります。休憩スペースを確保することは、脳を休息させてメリハリのある仕事をするために重要な役割を果たすものなのです。
また、リラックススペースは社員同士のコミュニケーションを促す効果もあります。普段関わりのない部署の人と話すことで新たな発想を得られたり、良いアイデアに出会えたりする可能性もあります。快適なオフィス環境の条件として、リラックススペースの存在は必要不可欠なのです。
オフィス環境の改善は、オフィスで発生しうるストレス要因を少しでも減らすために重要なことといえます。従業員のストレスを軽減し、快適に働ける環境を作ることが大切なのです。
快適なオフィス空間をつくるための工夫の仕方はさまざまですが、なかでもオフィスBGMの導入によって得られる効果が今注目を集めています。
オフィスBGMを導入することで、主に3つの効果に期待ができます。
まず一つ目は、マスキング効果です。マスキング効果とは、音を他の音でカモフラージュすることで音漏れを防ぐことをいいます。会議室などにオフィスBGMを導入することで、社内の機密情報や人事に関する面談などの他の人に聞かれたくない内容の話の音漏れを防止できます。
二つ目は、感情誘導効果です。感情誘導効果とは音楽を流すことで人の感情を動かすことをいいます。休憩スペースなどにゆったりとして落ち着くオフィスBGMを流すことで、心身ともにリラックスすることが可能です。
そして三つ目は、イメージ誘導効果です。イメージ誘導効果とはその場の雰囲気を操作することをいいます。受付などでオフィスBGMを流して来客の方にオフィスに対して好印象を抱かせたり、始業・終業時刻の連絡として流し、メリハリのある仕事を促したりすることができます。
このように、オフィスBGMはシーンに応じてさまざまな効果を発揮します。従業員が感じるストレスを軽減する手段としてはもちろん、多くの目的で活用することが可能です。
オフィス環境の改善手段として、ぜひオフィスBGMを導入してみてはいかがでしょうか。
オフィスには多くのストレス要因があります。それは人間関係・仕事そのものにとどまらず、オフィス内の環境そのものが大きなストレスとなって従業員のモチベーション低下をもたらしている場合も。ストレスに伴うリスクは個人だけでなく会社にも多大な影響を与えます。
ストレスをできるだけなくすためにも、まずはオフィス環境の見直しから始めてみるのがおすすめです。
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