コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
ワークスペースには気を配っていても、トイレや洗面所はあまり重視していない企業は少なくありません。しかし、トイレや洗面所の環境は、従業員のモチベーション、対外的なイメージに意外な影響力を持っています。
そこで今回は、職場のトイレを快適な環境にすることのメリットや、快適な空間作りのための方法を解説します。明るく元気な職場にするため、まずはトイレから着手してみましょう。
トイレや洗面所は、閉鎖されたプライベートな空間であることもあり、職場の居心地がよいかどうかをダイレクトに判断できる場所です。快適なトイレ空間を作ることで、利用する社員のストレスを軽減し、モチベーションアップにつながります。
また、取引先や企業訪問者など、外部の人間が利用する際のイメージアップも図れます。「会社の勢いはトイレを見ればわかる」という言葉が存在するほど、トイレや洗面所の快適さは企業イメージに直結しているのです。
2017のアンケート調査では、有効回答数2,813票のうち、「良いトイレのイメージ」として、93.4%の人が「清潔」であることを挙げています。また、65.3%の人が「明るい」雰囲気であることも求めており、全体で2番目の回答数となっています。[注1]
トイレの清潔さはもちろん、窓や照明、インテリアが作り出すトイレの雰囲気も重要です。とくに女性の利用者はトイレの快適さを重視する傾向にあり、女性の従業員が多い職場は、トイレ環境を整備する必要があります。
[注1] @niftyニュース: 良いトイレの条件は「清潔」「明るい」「衛生面への配慮がある」
https://news.nifty.com/article/item/neta/12225-170601011553/
オフィスにBGMという発想を。オフィスにBGMを流すだけでポジティブな効果がたくさん!
オフィスには「オフィス専用」のBGM、ぜひ試してみませんか?
気持ちをリフレッシュできるトイレ・洗面所を作るには、清潔で明るい雰囲気の空間を演出することが大切です。ここでは照明、オフィスBGM、掃除、香りの4つの観点から、職場のトイレ環境を改善するテクニックを解説します。
・1. 天然の自然光や間接照明を駆使する
窓や明り取りから天然の自然光を取り入れることで、暖かみのある空間を演出できます。また、やわらかい間接照明でトイレを照らすことで、トイレの雰囲気を明るくできます。さらに照明の光が反射することで、トイレの壁のガラスタイルやテキスタイルが美しく輝きます。とくにホワイトやパールを基調とした内装であれば、白い反射光により清潔感がより増して見えるでしょう。
・2. オフィスBGMでリフレッシュ効果を狙う
近年、ワークスペースにオフィスBGMをとりいれる会社が増加していますが、トイレや洗面所までは意外と気が回らないものです。オフィスBGMをトイレにも導入することで、オフィスの隅々まで明るい空間を演出できます。
オフィスBGMには利用者の心境を変化させ、ストレスを緩和させたり、気分をリフレッシュさせたりする効果が期待できます。プライベートなスペースであるトイレだからこそ、オーガニックなサウンドやヒーリング音楽をかけることで、落ち着いた雰囲気を生み出しましょう。
職場の雰囲気が重苦しかったり、社員の元気がなかったりする場合は、まずトイレや洗面所の雰囲気作りから始めてみるのもよいかもしれません。
・3. 定期的な清掃のほかに清潔感を維持する仕組みを作る
社員が多い職場のトイレや洗面所は、定期的な清掃だけでは清潔さを保てない時間帯も発生します。そこで、トイレの利用者が自発的に掃除できる仕組みを作ることで、トイレの清潔感を維持し、ストレスフリーな環境を作ることもひとつの手です。
たとえば、便座用紙シートのように跳ね汚れを拭き取る道具を備えつければ、便座の汚れが気になる利用者側にもメリットがあるばかりか、利用後の汚れも軽減できます。そのほかにも、ゴミを拾えるトングや、消臭効果のあるクエン酸スプレーなどを常備することで、トイレを快適に利用してもらいつつ、つねに清潔感を維持できます。
・4. 安っぽい香りの消臭剤や芳香剤を避ける
トイレではどうしても臭いが発生するため、消臭剤や芳香剤を使い、臭いが残らないように工夫している職場も多いでしょう。しかし、安っぽい香りの消臭剤や芳香剤では、逆に不快な印象を与える可能性があります。クエン酸スプレーを導入する際は、事前にハッカ油などで香りつけをしておくと、さわやかな印象を与えらます。
また、ラベンダーやティーツリーなどのエッセンシャルオイルを消臭剤や芳香剤に加えると、空間の香りを演出するだけでなく、殺菌効果も高まるとされています。花や木の自然な香りがするお香やアロマを用意するのもよいでしょう。
清潔でお洒落な空間づくりをするうえで、オフィスBGMは効果的です。ここでは、トイレにオフィスBGMを導入する3つのメリットを詳しく解説します。
・1. オフィスBGMをかけることでトイレの音をマスキングできる
オフィスBGMにはマスキング効果があるため、トイレを使用する音をかき消し、使用者のプライバシーを守ることに役立ちます。最近ではトイレ用の擬音装置も普及しつつありますが、オフィスBGMにはマスキング効果に加え、落ち着いた空間を演出できるというメリットがあります。また、消音のために水を何度も流す必要がなくなるため、節水効果も期待できるでしょう。
・2. ゆったりとした音楽にはリラックス効果がある
ゆったりとしたテンポのオフィスBGMをかけることで、リラックス効果が得られます。とくにジャズ、ヒーリング音楽、天然の自然音といったBGMには、リラックスしている状態を作り出すα波を誘発する効果があるといわれています。トイレに行く時間は、仕事の合間の休憩も兼ねているものです。トイレの利用時にリラックス効果を得ることで、心身ともにリフレッシュし、仕事の生産性向上につながります。
・3. アップテンポな音楽には気分を高揚させる効果がある
一方、トイレのBGMとしてアップテンポな音楽を採用するのも効果的です。アップテンポな音楽には、緊張をやわらげ、モチベーションを上昇させる効果があるからです。たとえばテンポが速く、キャッチーなメロディのJ-POPには、気分を高揚させる効果があります。トイレにアップテンポな音楽をかけることで、利用者が仕事の疲れをやわらげ、元気を取り戻す効果が期待できます。
今回は、職場のトイレを快適でストレスフリーな環境に変える4つのテクニックを解説しました。トイレや洗面所は仕事の合間に一息つく場所であり、社員のストレス軽減やモチベーションアップに意外な役割を果たしています。また、トイレが汚いと対外的なイメージを損なってしまいます。
明るく清潔なトイレ・洗面所を作るには、自然光や間接照明、ジャズやクラシックなどのオフィスBGM、手軽に使える清掃道具の配置、高級感のある消臭剤・芳香剤の4点に着目してみましょう。とくにオフィスBGMには、仕事のストレスを軽減するリラックス効果が期待できるほか、トイレを使用する音をかき消すマスキング効果もあります。導入にはそれほど手間がかからないため、トイレ環境改善の第一歩におすすめです。
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