コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
BGMにはリラックス効果や覚醒効果などさまざまな作用があり、使いどころを見極めて利用することができれば作業の効率をアップさせることができます。たとえば仕事の合間のトイレなどでBGMを使用することで、トイレの後にオフィスへ戻った社員はリフレッシュした気分で仕事を再開することができます。
そのため、仕事の効率をアップさせることができるでしょう。
とはいえ実際にどのBGMにどのような効果があるかまで分からないという方も多いのではないでしょうか。この記事ではトイレでBGMを流すことで社員の気持ちにどう作用するのか、何が有効であるのかを解説しています。ぜひトイレでのBGM選びの参考にしてみてください。
BGMが生み出すトイレでの効果は数多くあります。この項目ではBGMが持つ心理的な効果を3点解説します。BGMが持つ代表的な効果について知ることで、より効果的にトイレのBGMを選択・設定することができます。ぜひBGM選びの参考にしてみてください。
・リラックス効果
BGMが生み出すトイレでの効果として代表的なものはリラックス効果です。これはヒーリング音楽など一部のテンポが遅くゆったりとした音楽が持つ60ビート/分のテンポがα波を誘発する性質を持つことが理由です。
なお、α波とは脳波の一種で、主に人がリラックスしている状態において発生するとされています。たとえば目を閉じてリラックスし、眠りに入ろうとしている時のように人が活動を停止する時にα波は発生する脳波というわけです。そしてヒーリング音楽などと呼ばれる特定のBGMはそれらα波を引き起こす特性を持っているために、聴いている人にリラックス効果を与えることができます。
実際に自然音やジャズなどを聞いた際にはα波が誘発され、聞いている人がリラックスできることが知られています。トイレは短い時間ではありますが、社員が仕事から解放される瞬間でもあります。そのような状況でジャズや自然音を流すことにより、仕事から解放された社員を十分にリラックスさせることができるでしょう。
・集中力を上げる効果
BGMが生み出すもう一つの効果として集中力を上げる効果というものがあります。作業中にBGMを流すことによって集中力・注意力が上がるという実験結果が数多く報告されています。また、この効果は聴いているBGMが好きかどうかで大きく効率が変動します。BGMで流れる曲が好きな場合はより集中力高まるとされているのです。
このため社員の曲に対する嗜好などが明確であれば作業全体の効率をアップさせることも可能である効果です。とはいえ、トイレを使用する際には集中力が上がるという効果は、トイレ内で作業をするということがないのであまり意味がないと言えるでしょう。
そのため、トイレでBGMを使用する際には好き嫌いが大きく分かれます。そのため、集中力を高めるような曲の使用は控え、自然音やジャズなどといったリラックス効果が得られる曲を流すようにしましょう。
・気分を高揚させる効果
BGMが生み出す3つ目の効果として、気分を高揚させるというものがあります。これはテンポの速い曲などを聴いたときに見られる効果で、緊張を緩和し、やる気をアップさせる効果があります。これは単純に曲に集中することで気分が高揚するというのが理由です。そのため高揚効果を生み出しやすい曲としては、曲自体の強弱が強くテンポが速いJPOPなどのラフな曲が適しているといえるでしょう。
曲自体の強弱が強くテンポが速いJPOPなどの曲はトイレで流すことにより、仕事で疲れてやる気が落ち込んでしまった社員を元気づけ、リフレッシュした気分で仕事に向かうことができるでしょう。
オフィスにBGMという発想を。オフィスにBGMを流すだけでポジティブな効果がたくさん!
オフィスには「オフィス専用」のBGM、ぜひ試してみませんか?
最近カフェや駅のトイレなどでもよく見かけるようになったトイレ用擬音装置の代わりとしてBGMを使用することができます。自分がトイレを使用している音がまわりに聞こえる心配が無くなり、市販されているトイレ用擬音装置から出る音よりも質の高い音楽を流すことができますし、流すBGMによってはリラックス効果も得られるでしょう。
トイレの使用音というのはとてもデリケートな問題であり、改善しなければならない問題でもあります。BGMがあれば使用音を気にして消音のために何度も水を流す方がいなくなり節水効果もあり、使用者のプライバシーも守られるといった効果があります。特に従業員が多い会社ではトイレ使用者も増えますのでより高い費用対効果が望めると言えるでしょう。
BGMにはさまざまな効果があり、それが仕事合間のトイレタイムでもメリットになるということを解説してきました。しかし音楽はその使い方次第では、トイレや作業において逆効果となってしまうこともあります。ではどのような利用方法をしてしまった場合にBGMが逆効果になってしまうのか、この項目では解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
・雑音になってしまうことも
BGMは音量が大きかったり、音のテンポが激しかったりすると社員をリラックスさせるどころか、むしろ雑音になってしまうことがあります。BGMは適度な音量で流すことによりその効果を発揮します。BGMの存在が大きすぎると、聞いている方がBGMの方に集中してしまい、雑音となってしまうことがあります。リラックス効果を目的としてヒーリング音楽を掛けた場合で例えると、音が大きすぎるとリラックス効果が消えてしまい、むしろ覚醒してしまったり、場合によっては不快な音と感じてしまうということです。
・嫌われている曲は逆効果のこともある。
オフィスBGMは多くの効果を持ち、BGMを流す場所がトイレであっても社員にとってさまざまな効果があるということでした。とはいえ、必ずしもBGMがそれを聴いている人に効果を発揮するとは限りません。たとえば聞いているBGMが聴者の好きでない音楽の場合はあまり効果が出ない傾向にあります。
というのも、BGMのリラックス効果や高揚効果の効果が発動されるにはそのBGMに気分を乱されないという前提がなければいけないため、聴くことで気分が乱れてしまうような、好みが大きく分かれる音楽ではBGMの効果がうまく発揮されないことがあるのです。
たとえばメタルや変化的な曲調の音楽など、人によって大きく好みが分かれるような楽曲においては「この人はBGMでリラックスできるけど、あの人はBGMでリラックスすることができない」というような問題が発生しやすくなります。またトイレで流されることが多いヒーリング系の音楽や自然音は、多くの人に受け入れられやすい楽曲といえ、多くの人がリラックス効果を得ることができます。
逆にいえば好きな曲を聴くことでより音楽が持つ効果が高まり、トイレでBGMを流す際には社員の音楽の好み、社員はどのような音楽がトイレで流れれば良いと思っているのかなどといったことをしっかりと聞いたうえで、BGMを流すことで音楽の効果をできるだけ発揮させることができます。
ここまでBGMの効果について解説をしてきました。BGMには聴者の心境などを変化させる効果があり、有効に活用することができれば作業効率やストレスの緩和など多くの利点があります。この記事やほかの記事を参考にバックグラウンドミュージックの効果が発揮できる場面とそうでない場面をしっかりと見極め、トイレでのBGMを効果的に設定しましょう。
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