1. コラム
  2. BGMでの快適なオフィス環境作り
  3. 執務室で流すオフィスBGMで適切な音楽とは?

BGMでの快適なオフィス環境作り

執務室で流すオフィスBGMで適切な音楽とは?

執務室で流すオフィスBGMで適切な音楽とは?

執務室では、作業効率が上がることが最も重要です。ただし、時間も忘れて集中しすぎてしまうと、残業が多く過重労働になりかねません。無音でキーボードの音だけが響く空間よりは、オフィスBGMが流れていたほうが集中できるといわれています。執務室のオフィスBGMを選ぶときには、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。

作業効率をUPさせるオフィスBGM

 仕事の作業効率を上げるためには、集中力が欠かせません。どのような方法で集中力がアップするかには、多くの人が注目しているものの、脳がリラックスする時間は、オフィスにいる間は軽視されがちです。ほとんどの人が、勤務時間中にリラックスするのが適切だと考えていないからでしょう。

 しかし、脳にも集中力の限界があります。その限界時間は約90分といわれており、それ以上集中しようとしても脳がヒートアップしてしまうといいます。90分を超えて頑張ろうとしても、かえって脳の疲労感が増してしまうリスクが高いということです。これでは、効率よく集中できたとはいえません。7~8時間続く就労時間のなかで、いかに集中できる時間を繰り返せるかが、作業効率を高めるキーポイントなのです。

 集中力が高まる90分の合間に、10~15分程度の休憩を挟むのが、効率よく時間を使う一つの方法です。ただし、集中する時間と休憩時間を自分の意識で上手に使うのが難しいという人もいるでしょう。そのようなときに役立つのが、オフィスBGMです。集中力が高まっている間は、脳のベータ波が増加しています。逆に、休憩によってリラックスしているときには、脳にアルファー波が増加しているといいます。このことから、ベータ波とアルファー波を交互に促す音楽が、オフィスBGMとして適切だとわかるでしょう。

 ベータ波が出やすい音については未知の部分も多いため、一定のリズムを保った音を聞くと出やすいアルファー波によってオフィスBGMを選曲するのも一つの方法です。アルファー波が出やすい音楽を聞くと心拍数も安定し、脳の疲れが回復して再び集中力を出すことができます。

 一方、交感神経を高めて集中力を促す音は、人によっても異なります。何らかの音が琴線に触れると交感神経が高まるものの、その音は千差万別です。つまり、オフィスBGMを流しても、ある人には集中力が高まる効果がもたらされ、他の人には効果が出ない可能性もあります。対策としては、様々なオフィスBGMを流すことによってより多くの人の集中力を促せるようにすればよいでしょう。90分サイクルでオフィスBGMの流れに変化をつけるのが効果的です。

 ランチタイムにオフィスBGMを聞くことで、自律神経に良い影響がおよぶことも実験結果にて判明しています。また、ランチ後にアップテンポの音楽を聞くとランチ前よりも交感神経が優位になり、自律神経のトータルパワーが上がったといわれています。しかし、アップテンポな音楽が必ずしも交感神経を高めるとは限りません。何らかの音楽の種類によって作業効率に影響を与えられることは実証されています。

適度にリラックスできてストレスをためないBGM

 集中力を高めることにばかり重きを置いて、リラックスする時間を作らないのは心身に疲労をためてしまうことにつながります。ストレスが多い現代社会では、集中しようと頑張り過ぎることで自律神経のバランスを損なってしまいがちです。心身ともに良い状態をキープするには自律神経のバランスをとることが重要となります。オフィスBGMで適度にリラックスを促すことも大切です。人は、年齢が上がるにつれて交感神経が優位になってきます。健康的な生活を送っている人でも高血圧になったり、冷え性になったりしやすいのです。さらに、日常生活には様々なストレスを受けるリスクが伴います。人間関係、働き過ぎ、寝不足などもストレスの一因です。

 ストレスを軽減するには、アルファー波を出しやすい音楽を聞くという簡単な方法があります。優位に立ちやすい交感神経を副交感神経に切り替えるスイッチとなってくれるのが、オフィスBGMです。集中した作業をして疲れがたまってきたら、脳を休めるためにオフィスBGMを聞いて意識的にリラックスするのがストレスの軽減につながります。

 就労中にリラックスできるオフィスBGMを聞くことで、体温や唾液の分泌率を調べた実験結果も出ています。副交感神経が刺激されているときは体温が上昇し、同時に唾液の分泌率が上がるのも副交感神経にスイッチが入った証拠です。唾液のなかには唾液コルチゾールという物質が含まれており、一過性のストレスに対して増加します。オフィスBGMを聞いた後に唾液コルチゾールが減少した結果も出ていることから、ストレスが低下したと見ることもできます。

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アイディアがわきやすいBGM

アイディアがわきやすいBGM

 オフィスBGMが流れていると、堅い雰囲気の中では出にくい斬新なアイディアが出やすくなります。適度なリラックス感の中で雑談が生まれたり、耳にした音楽によって新しい発想が生まれたりするからです。静けさが漂う無音の環境では、人に話しかけるタイミングを失いがちです。オフィスBGMが流れていることによって周囲に気軽に話しかけやすくなり、その結果、意見交流が活発になってアイディアが生まれやすくなります。カフェスペースにオフィスBGMを導入したら、自然とそこに社員が集まるようになったというオフィスも少なくありません。

コミュニケーションが円滑になるBGM

 音楽には、コミュニケーションを促す作用があるといわれています。知らない人同士が同じ場にいても、音楽が流れていることですぐに仲良くなれるというのです。流れている音楽が話題となったり、音楽によってリラックスできたり、会話を始めるきっかけが生まれるということもあるでしょう。いずれにしても、オフィスに活かせば社員同士のコミュニケーションを円滑にするのに役立つ期待があります。

 オフィスには各部門というチームがあり、チーム内では結束して仕事をすることが大切です。一人一人の役割分担があるとしても、それだけこなしていればいいというわけではありません。チーム内の他のメンバーの失速が無視されるようなオフィスは、いつ会社全体のミスを生んでもおかしくないです。こまめにコミュニケーションをとりながら、メンバー間のチームワークを強化するには、オフィスBGMが効果的となります。

時刻を自然に知らせるBGM

 メンタルヘルス対策の観点から、残業規制をするオフィスが増えています。残業規制については何年も前から対策が講じられてきたものの、あまり効果がでなくて過重労働を防ぐことができないというオフィスもあるでしょう。その対策として、オフィスBGMが注目されています。オフィスBGMには、流れる音楽によって時間帯を知らせる効果があります。音楽は時計を見るよりも人の意識に訴えやすく、そろそろ帰宅の準備をしなければという心理に導けるのです。

 一日にわたって時刻をさりげなく意識させるようなオフィスBGMを流していれば、効率よく仕事を進めることで無理なく残業を減らせる効果につなげられるでしょう。

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