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BGMでの快適なオフィス環境作り

サービス業でのオフィス音楽を使った労働生産性の事例

サービス業でのオフィス音楽を使った労働生産性の事例

近年、「オフィス音楽」を導入する企業が増えていますが、果たしてオフィス音楽の効果はどんなものなのでしょうか。
サービス業を例に挙げつつ、労働生産性との関連性について紹介していきます。

「オフィス音楽」はどのようにして生まれたか

オフィス音楽のルーツはアメリカにあります。実は誕生した背景には、「労働生産性」が関係していました。

工場労働とインダストリアルミュージック

労働生産性を高めるための組織研究は、経営学の黎明期をつくりました。20世紀初頭のことです。その頃、アメリカでフレデリック・W・テイラーがストップウォッチを使って労働者の生産効率を客観的に測定する手法を編み出します。これが世にいう「テイラー管理システム」です。

以来、「どんな職場環境が労働者の労働生産性に良い影響をもたらすのか?」というテーマが積極的に取り上げられ、研究が進みます。実は、「オフィス音楽」もその流れの中で誕生したのです。

第二次世界大戦中、アメリカは兵器工場における労働生産性を向上させるために様々な方法を試します。その中で、労働者のやる気を高め、テキパキと動くように「音楽(BGM)」を導入することに。当時はこれを「インダストリアルミュージック」(工業音楽)と呼びました。アップテンポの音楽を工場全体に流し、工場労働者のモチベーションや労働能率を上げようとしたのです。

試してみるとみるみる効果が現れました。スローテンポで心地いい音楽を適度に織り交ぜながら、工場労働者の労働生産性をコントロールすることに成功。以来、アメリカでは音楽と労働生産性の相関関係について研究が進んでいきます。

労働生産性は音楽によって改善される?

雑音をかき消す「マスキング効果」や、音楽がわたしたちの脳波に与える良い影響は、労働生産性に直結します。オフィス音楽は、そんな音楽の効果を積極的に引き出す方法です。2000年代に海外の大学で行われた実験によると、音楽は人の脳に良い影響を与え、学習効果や集中力を高めることが判明しました。

メロディの変化は、脳に刺激を与えて活性化させることや、それによって集中力が増大することがわかったそうです。こうしたことからも、オフィス音楽が職場改革と生産性向上にとても役立つことがわかります。

従業員は1日中、同じ持ち場に居続けます。売り場は様々な雑音(ノイズ)で溢れています。雑音はどうしても生じてしまうので、これを完全に遮断したり禁止することはできません。まったく音を立てずに仕事をするのは不可能ですが、これらの雑音が集中力を阻害し、モチベーションを削いでしまうこともあります。これを黙って見過ごすわけにはいきません。

集中力ややる気(モチベーション)は日によって移ろいやすいもの。不安定だからこそ、周囲のノイズでかき乱されてしまいがちです。だからこそ、オフィス音楽の心地よい音色は役立ちます。

現在ではオフィス音楽として世界中で取り入れられている

日本でも第二次世界大戦後にオフィス音楽の存在が知れ渡っていきます。いまや世界中でオフィス音楽の意義や効果が認められ、導入が進んでいます。

オフィス音楽をサービス業に導入するメリットとは

オフィス音楽をサービス業に導入するメリットとはなんでしょうか。
音楽には、サービス業で生じる様々なストレスを軽減したり、タイムマネジメントする効果があります。具体的な例を出しながら説明していきましょう。

客足の変わる時間帯ごとにBGMを切り替える工夫

職場環境それぞれに、従業員がストレスを感じてしまう状況があります。たとえばサービス業に携わる従業員がストレスを抱いてしまうのは、客足が少なくて時間を持て余している場合です。

もちろん忙しすぎるのも大変ですが、仕事がほとんどなく、時間と体力を持て余しているのもなかなか辛いものです。なんといっても、時間の経過が遅く感じてしまうのです。お客さんの対応に追われているときは、時間が過ぎるのも早く感じますが、暇な場合は集中力とモチベーションを維持するのがなかなか大変です。

だからこそ、時間帯ごとにBGMを切り替えて時間の意識をハッキリさせてあげるとオフィス音楽の効果が役立ちます。

集中力が途切れがちになる売り場にはオフィス音楽を

余計な雑音をかき消して仕事に集中しやすくさせたり、暇な時の従業員同士の余計なおしゃべりを防止するという意味で効果があります。オフィス音楽は、従業員のモチベーションにメリハリを持たせるだけでなく、タイムマネジメント効果も兼ねています。

時間帯によってBGMを切り替えることで、従業員に時間の流れを実感させるとともに、目の前にある仕事に集中させるわけです。オフィスにいるときにBGMが流れるシチュエーションが「当たり前」になって「習慣化」すると、従業員の仕事へのモチベーションもそれに合わせて調整できるようになる効果を期待できます。

つまり、自然と「仕事モード」にスイッチしやすくなるわけですね。モチベーションの低い状態で仕事につくのを避けるためにも、オフィス音楽は頼りになります。

オフィス音楽は消費者心理にも訴えることができる

オフィス音楽を店内に導入すると、従業員の労働生産性向上だけでなく、消費者の購買意欲や満足度にも良い影響を与えます。オフィス音楽の雑音をかき消す効果やリラックス効果がプラスに働くのです。

音楽が習慣化することでモチベーション維持にも

オフィス音楽を習慣的に聴くようになると、職場での意識の切り替えが自然にできるようになります。従業員の気持ちの切り替えもまた、労働生産性に欠かせない要素です。やる気やモチベーションというのは、波があるものです。これをできるだけ安定してコントロールするためにも、オフィス音楽を活用することをおすすめします。

昨今話題の働き方改革にオフィス音楽が役立つ

近年、オフィス音楽が企業に導入される動きが活発なのは、オフィス音楽が「働き方改革」に貢献できると考えられているからです。オフィス音楽は、スローダウンなタイプからアップテンポなものまで幅広いので、従業員のモチベーションや集中力のマネジメントに効果があります。

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サービス業にオフィス音楽を導入して労働生産性を高めた事例

サービス業でのオフィス音楽を使った労働生産性の事例2

サービス業にオフィス音楽を導入してうまくいった実際の事例を紹介します。

タイムマネジメント効果で従業員の仕事の質を高める

時間帯ごとにオフィス音楽を切り替えるのも有効な活用方法です。朝礼前や午前中に流す音楽、接客が多くなる時間帯の音楽、客足が少なくなって落ち着く時間帯の音楽。それぞれのシチュエーションに合わせてオフィス音楽を流して、従業員のモチベーションや時間意識にメリハリをつけてあげましょう。

全国で飲食チェーンを展開する企業では、昼休みや退社の際に音楽を流すことで、時間をはっきり認識でき、仕事にメリハリがついたそうです。

オフィス音楽は、従業員および職場の「タイムマネジメント」効果が見込めます。

意外に多い単純作業にも効果を発揮

サービス業は、接客だけが仕事ではありません。事務作業や売り場の整理など、単調な作業も多くあります。そんなときにも、オフィス音楽が役立ちます。

物流大手のある企業では音楽を導入することで、従業員に気持ちの余裕が生まれました。来客が続いてバタバタする時でも音楽によりリズムを整えることができるという効果があったようです。

また、ある市役所では音楽を導入することで、以前よりも仕事に集中できるようになったという声が聞かれました。さらに、職員だけでなく訪問された市民の方々にも「安心できる」と好評だったようです。

オフィス音楽を導入することはモチベーションの管理や集中力アップにもつながります。

オフィス音楽はサービス業の強い味方

オフィス音楽は、忙しい接客時にも単調な作業時にも役立つ効果がいくつもあります。労働生産性の改善だけでなく、働き方改革の方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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