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BGMでの快適なオフィス環境作り

工場でのオフィス音楽を使った健康経営の事例

工場でのオフィス音楽を使った健康経営の事例

昨今注目されている「健康経営」。それは、働き方改革の一環であると同時に、労働生産性を向上させる方法論のことでもあります。ここでは、具体的な健康経営の実践方法と、その手段としてオフィスBGMの活用の仕方を紹介します。

そもそも健康経営って何?

まずは健康経営の基礎概念を知りましょう。

「健康経営」の基礎概念

日本では「健康経営」という言葉を耳にしたことがない人の方が多いかもしれません。従業員の健康管理に企業が経営面で積極的に携わることを「健康経営」といいます。もともとはアメリカの心理学者が提唱したもので、海外では広く知られている概念です。「健康経営」はいうなれば、従業員の健康への「投資」として捉えられています。普通、投資とは商材に費やされるものですが、ここでは従業員という人的資本への投資を意味します。

では、企業は「健康経営」という名の従業員への投資によって、一体なにが得られるのでしょうか。健康経営投資のリターンは、「生産性の向上」と考えられています。従業員のメンタルヘルスおよびモチベーションの向上が、転じて労働生産性にも反映されるというわけです。現在、この「健康経営」運動には日本政府も積極的にコミットしており、経済産業省が主導で推進しています。その甲斐あって、日に日に認知度が高まってきているようです。

なぜ健康経営が注目されるようになったのか

健康経営は、企業の業績にマイナスの影響を与える「不健康経営」を克服するために提唱された概念です。従業員のフィジカルヘルス・メンタルヘルスに配慮しない企業は、従業員のモチベーション低下と怠慢によって、著しく労働生産性が低下するリスクがあります。従業員の健康に投資をしなければ、その分一時的にコストは減ります。しかし、そのような経営を続けていくと、業績の低下という負の経済効果を伴って損をすることになるわけです。

健康経営が積極的に意識されるようになったのは、先進諸国ではほぼ共通して観測できる少子高齢化現象が原因といわれています。労働人口が減少することで、多くの企業は労働生産性の低下と直面することになりました。少ない労働力でも高い生産性を発揮するには、従業員ひとりひとりの「質」を高めねばなりません。

つまり企業は、「人的資本投資」を積極果敢に取り組まねばならなくなったのです。そんななかで、健康経営の意義が先進諸国で再認識され始め、今に至ります。

健康経営によってもたらされる恩恵

健康経営は、企業に生産性の向上と従業員のメンタルヘルスケア改善効果をもたらします。つまり、健康経営の実践は、近年社会的な関心を集める「働き方改革」の実践を意味することになります。従業員の定着率を高めて離職率を低くするには、従業員が職場で感じるストレスを軽減するのが重要です。その点で、健康経営の実践はこの問題に対する処方箋となり得るといえます。

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工場にオフィス音楽を導入するとどんなメリットが?

工場にオフィス音楽を導入するとどんなメリットが?

工場にオフィスBGMを導入すると、健康経営の観点的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

従業員の集中力とBGMの相関関係

基本的に工場では、従業員が雑音のなかで業務を行っています。変化の少ない単調な雑音は退屈で眠気を誘い、従業員の集中が著しく妨げられます。人は退屈を感じると、経過時間がとても長く感じてしまいます。そして、「時間の経過が長く感じる」と認識することで苦痛を感じてしまうのです。このようなことが起こると業務に集中することができず、ミスに繋がってしまうこともあります。

しかしBGMには、無機質で単調な機械音や作業音を緩和して、従業員の心的ストレスを軽減するリラクゼーション効果があります。仕事にメリハリもつけることができ、労働生産性の維持または向上に貢献します。その効果は、スタンフォード大学の心理学実験でも認知されています。

心理学分野の権威スタンフォードは、2000年代の半ばに、音楽がもたらす影響を研究テーマに実証実験を行いました。それによると、BGMが人々の集中力を高め、労働生産性に貢献するというのです。

BGMがモチベーションの維持に貢献

働き方改革を推し進めるには、まずもって従業員のメンタルヘルスを良好に維持することが先決です。どれだけオフィスが立派でも、従業員の心が満たされなければ意味がありません。だからこそ、「オフィスBGM」は従業員のメンタルヘルスを良質にするための手段として有用です。

オフィスBGMは、不安定な従業員の精神を安定させる効果があります。リラクゼーション効果を図りつつ、集中力を高めてくれるのです。職場に心安らぐ音楽があるだけで、雑念を制して仕事に集中させてくれます。また、仕事にメリハリを与える効果もあります。いまひとつやる気が出ず、ダラダラした気分になっていても、仕事場でいつもの慣れ親しんだ音楽を耳にすることで、やる気スイッチが入りやすくなるのです。

ルーティン作業が多い工場に向いているBGMは?

音楽には「イメージ導入効果」というものがあります。職場にBGMが流れるのが習慣化されると、自然と気持ちが仕事モードに切り替わり、仕事中のモチベーション維持になるといわれています。ルーティン作業の多い工場でBGMを導入する場合は変化のあるアップテンポな音楽が向いています。

BGMの持つ効果とは

オフィスBGMが従業員および職場環境にもたらす効果とは何でしょうか?ここでは4つの効果について紹介します。

「マスキング効果」は、BGMで雑音をかき消す効果のことです。喫茶店やレストラン、デパートや百貨店などでBGMが絶えず流れているのは、お客が安心してその空間に居れるようにするためなのです。オフィスBGMもまた、「マスキング効果」を利用して従業員にリラクゼーションを与えています。しかもそれだけでなく、雑音をかき消すことで集中力を高める効果も得られるので、生産性を低下させる「余計なおしゃべり」も少なくなります。

「感情誘導効果」は、音楽が人間の感情の揺れ動きに影響を与えて変化させるという効果のことです。きっかけがなければ、人間の感情はそう簡単に切り替えはできません。しかし音楽の力を借りると、通常よりも気持ちの切り替えがスムーズにできるというわけです。例えば、いまいちシャキッとしない日でも、職場に来たときはしっかり気合を入れてほしいですよね。そんなときにオフィスBGMが役立ちます。職場で馴染みのある音楽を聞くと「これから仕事がはじまる」という気持ちの切り替えになります。

「イメージ誘導効果」は、環境と音楽とが結び付けられ、空間の雰囲気を印象付ける効果のことです。無機質な機械音ばかり流れる工場よりも、穏やかなBGMの流れる工場のほうが、従業員のストレスはかなり軽減されることでしょう。

「行動誘導効果」は、音楽によって人々の行動が影響されるというものです。事実、第二次世界大戦中のアメリカが兵器工場でBGMを導入して労働生産性を高めた実例があります。

職場の雰囲気つくりに意義がある

従業員が職場に出向くと、楽しい雰囲気のBGMが流れている、こうした環境作りがまさに「健康経営」の実践なのです。働くのが楽しくなる雰囲気をオフィスBGMで実現してみましょう。

ルーティン作業の多い工場にはぜひオフィスBGMを!

従業員のメンタルヘルスを良質にすることで労働生産性を高める「健康経営」。それを実現するための方法として、オフィスBGMの導入をおすすめします。従業員の心を安定させるだけでなく、マンネリ化しがちな仕事現場に変化をつけてくれます。オフィスBGMは、まさに「健康経営」のための投資。働き方改革の指針として政府が推奨する健康経営を目指すためにも、ぜひオフィスBGMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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