コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
最近では、オフィスに音楽を取り入れている企業が増えています。音楽には精神を落ち着かせ、ストレスを軽減するなどの効果が望めるため、1日の大半をオフィスで過ごす従業員のストレスが溜まらないようにと導入が進んでいます。ストレスは、働く人にも影響が出るだけではなく、仕事にも影響が出ます。そうならないためにも、ストレスが軽減される環境を作るのが大切です。今回はオフィス音楽がもたらす福利厚生の効果に関する事例を紹介します。
まずは、オフィス音楽は福利厚生面においてどのような効果を与えるのかを紹介します。どのような効果があるのかをあらかじめ知っておくことで、より職場の環境や仕事の質の改善につながるので、しっかりと把握しておきましょう。
1つ目の効果は、集中力が高まることです。集中力は仕事をする上で欠かせない要素であり、集中力が低いと効率が下がります。しかし、集中力はそう簡単に続くものではないので、何かしらの対策が必要です。そこでおすすめなのが音楽です。今では医療現場でも注目されており、音楽療法とも呼ばれています。
特に、モーツァルトなどには集中力をアップさせたりリラックスさせたりする効果があるといわれています。
2つ目の効果は、メンタルヘルスです。音楽はストレス軽減やリラクゼーション効果といった効果も持つのです。職場は限られたスペースで多くの人が働いているので、知らないうちにストレスを溜めてしまうこともあります。ストレスが溜まると体に不調が出てしまい、うつ病に繋がってしまうこともあります。そのため、ストレスが溜まらないような職場づくりが大切であり、音楽は気軽に取り入れることができる方法の1つです。
3つ目は、快適な空間を作ってくれる効果です。音楽は、職場を明るい空間を演出し、働きやすい環境に変えてくれるので、音楽で雰囲気を好きなように変更できます。例えば、休憩スペースにはリラックスできる音楽を、オフィスでは集中力がアップする音楽、お客様が訪れるスペースには相手を歓迎するような音楽など、目的に合わせて音楽を選ぶことができます。
4つ目は、サウンドマスキング効果です。オープンな空間だと、お客様との会話や打ち合わせの声が周りに漏れてしまうこともあります。この音漏れを解決できるのが音楽で、BGMが流れていると音をカモフラージュできるので、周りの人の話し声が気にならなくなります。
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次に、オフィス音楽がどのような場面で利用できるのかを紹介します。オフィスで一日中流すのも良いですが、少し工夫を加えるとさらに効果的になるので、ぜひ参考にしてください。
仕事合間に一息つける休憩ルームに音楽を流すのも良いです。休憩ルームはお茶を飲んだり、同僚とコミュニケーションを楽しんだりと息抜きができる場所なので、明るい空間やリラックスできる空間だとなお良いです。そのため、リラクゼーション効果のある音楽や明るい雰囲気にさせてくれる音楽を流すことで、より休憩ルームとしての効果が発揮でき、社員もゆっくりと休憩できるでしょう。
職種によってはパソコン1つで仕事が完結することもあるので、同僚間のコミュニケーションが足りていない職場もあるでしょう。コミュニケーションが足りないと職場の雰囲気が暗くなり、社員同士の会話も少なくなってしまいます。このような状況ではアイデアも出にくいでしょう。しかし、音楽を流すことで社内の雰囲気が明るくなりますし、BGMは会話のきっかけにもなるので、コミュニケーションの活発化につながります。
音楽は快適な職場環境作りにも効果的です。社員がストレスを溜めないように、ストレス軽減効果のある音楽や、ノー残業デーを知らせる音楽、集中しやすい音楽など、状況に応じて流すことで働きやすい職場へと繋がります。音楽の力は偉大なもので、職場の空気全体が明るくて爽やかになり、従業員も気持ちよく働けることでしょう。
最後に、オフィス音楽を福利厚生に利用した事例を紹介します。実際の事例を知ることでイメージが湧きやすいので、さまざまな企業の事例を集めました。ぜひ参考にしてください。
1つ目は、ICT分野で各種サービスを提供する会社の事例です。この会社では働き方改革で就労場所の制約を設けない業務の方法に変更。自分の席や自宅以外にも働ける場所を用意し、第3のワークスペースを社員に提供しました。そこでは遊び心のあるデザインやカラーリングにしたり、カフェのような雰囲気になれる音楽も流し、集中しやすい環境にすることでより働きやすくなったそうです。
2つ目は、プラスチックや化粧品などを製造・販売する工場の事例です。この会社では福利厚生によって業務環境をより良い方向へ改善しようという目的があり、その一環のツールとして本社にオフィス音楽を導入。本社と工場はお互いに行き来することが多かったため工場でも好評となり、工場にも音楽を取り入れました。これにより、社員同士のコミュニケーションが以前よりも活発になり、多くの従業員から好評を得ました。
3つ目は、ネットワークなどを提供するデジタル会社の事例です。会社のエントランスや打ち合わせスペースでは、隣の人の声が気になるということでマスキング効果を期待した音楽を導入。導入後は、周りの声が気にならなくなりストレス解消効果がありました。これをきっかけにリフレッシュルームにも取り入れると、リラックス効果や集中効果によって、以前よりもメリハリをもって仕事に取り組む従業員が増えました。
4つ目は、ネットワークエンターテインメントを提供する会社の事例です。ここではオフィスの移転の際にカフェテリアを導入しましたが、無音で寂しいため社員たちが行きづらい場所になっていました。これを解決しようと取り入れたのが音楽で、効果はすぐに現れたそうです。社員が集まるようになり、マスキング効果もあるので、ストレスなくお互いに話ができるようになりました。
5つ目は、大阪府にある市民生活部の事例です。3月や4月は1年の中でも最も窓口が混み合う時期で、手早く作業をしても長い時間来訪者を待たせることになります。そこで、待っている市民の皆さんが気持ち良く過ごすためにはどうにかできないものかと思い、そこで取り入れたのが音楽。心が安らぐような音楽を流すことで、来訪者のアンケートでも「心が安らぐ」との反応を得ることができました。
6つ目は、スニーカーやウェアなどの製造を行うスポーツ用品メーカーの事例です。カフェテリアの改修をきっかけにリラックスできる空間を作ろうと考え、体育館としてもミーティングの場としても使える広い空間を用意。ただ、広くて心地よいものの、一方では人の話し声が気になるといった意見が出ました。この状況を改善するために音楽を取り入れた結果、マスキング効果によって周りの話し声が気にならなくなったそうです。
最後は、幅広い業種の保険手続きをおこなう保険事務所の事例です。ここでは個人の仕事が多いため、社員同士のコミュニケーションがあまりなく、どこか暗い雰囲気でした。これを解決するために音楽を取り入れた結果、コミュニケーションが活発になり、社員同士の距離が縮まったそうです。
オフィス音楽は、社員がリラックスして仕事に取り組める空間を作り出してくれるので、ストレスが減っておすすめです。暗いオフィスが明るい雰囲気に変化する、コミュニケーションが増える、リラクゼーション空間になるなど、社員はもちろんのこと、その場所に訪れる人の気分も良いものにするのでメリットばかりです。ここで紹介した音楽が与える効果や事例などを参考に、ぜひ導入を検討してみてください。
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