コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
「メンタルヘルス対策に取り組みたいが、何から始めればいいかわからない」「コストをかけずにできるストレス軽減策を探している」。総務・人事担当の方にとって、これは切実な課題です。
実は、職場に音楽を流すだけで社員のストレス軽減・うつ病予防に貢献できることが、複数の研究で示されています。大がかりな施策ではなく、BGMというシンプルな方法から始められるのが大きなメリットです。
この記事では、音楽がメンタルヘルスに良い理由を科学的根拠とともに解説し、職場でのBGM活用術をご紹介します。
厚生労働省の調査では、日本の労働者の約82.7%(令和5年調査)が仕事や職業生活に強いストレスを感じています。企業としてのメンタルヘルス対策は急務です。
うつ病は一度発症すると治療に時間・費用・周囲のサポートが必要となる深刻な疾患です。企業にとっても、優秀な人材の休職・離職は大きな損失となります。
ストレスの大きな原因のひとつが「職場環境」であることは多くの研究で示されています。環境を整えることが、メンタルヘルス対策の第一歩です。

オフィスにBGMという発想を。オフィスにBGMを流すだけでポジティブな効果がたくさん!
オフィスには「オフィス専用」のBGM、ぜひ試してみませんか?
音楽は副交感神経の刺激・不安からの気分転換・右脳活性化という3つの経路でメンタルヘルスをサポートします。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、緊張・不眠・疲労が積み重なります。音楽を聴くと副交感神経が刺激され、リラックス状態が促されます。USENの研究では、音楽試聴後にストレスホルモン(唾液コルチゾール)の値が減少したことが確認されています。
目の前の業務プレッシャーや不安が24時間頭から離れないと、誰でもいつかストレスに潰されてしまいます。音楽に意識を向けることで、不安から一時的に目をそらし、心身をリセットすることが期待できます。
業務で使い続ける「言語・計算」をつかさどる左脳に対し、音楽(特に歌詞のないクラシック)は右脳を活性化させて脳に休息を与えます。脳疲労の蓄積を防ぐことが、うつ病予防につながると考えられています。
メンタルヘルス対策として最も効果的なのは「1/fゆらぎ」を含むクラシック・自然音・ヒーリングミュージックです。
| BGMジャンル | 効果 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| クラシック(歌詞なし) | 右脳活性化・副交感神経刺激・1/fゆらぎ | 執務中・集中タイム |
| 自然音(波・小鳥・川) | 緊張緩和・不安軽減・マスキング効果 | 休憩時間・待合スペース |
| ヒーリングミュージック | リラックス・心理的安全感 | リフレッシュルーム・昼休憩 |
| ボサノバ・イージーリスニング | 気分転換・コミュニケーション促進 | 午後の気分切り替え |
BGMはシンプルに「流す場所」と「時間帯」を設計するだけで、職場全体のメンタルヘルス改善に寄与します。
| 場所 | おすすめBGM | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 執務スペース | クラシック系 | 集中環境づくり+雑音マスキング |
| リフレッシュルーム・休憩室 | ヒーリング・自然音 | 疲労回復 |
| ランチエリア | 明るいジャズ・ボサノバ | 気分転換 |
| 会議室・面談室 | 自然音・ピアノ | 心理的安全性を確保 |
| 時間帯 | おすすめBGM | 目的 |
|---|---|---|
| 朝(始業前) | ヒーリング系 | 自律神経を整える |
| 午前中〜昼食前 | 集中系クラシック | 生産性を高める |
| 昼休憩 | リフレッシュ系 | 脳を休める |
| 終業前 | 静かな曲調 | 帰宅モードへ誘導 |
精神科医・産業医が監修したメンタルケア専用チャンネルを含む、多彩なラインナップがあります。
BGMは補助手段のひとつです。深刻なケースには産業医や専門家への相談が必要です。ただし、日常的なストレス軽減・うつ病予防の一環としては効果的な取り組みです。
個人の音楽の好みには差があるため、万人に受け入れやすいインストゥルメンタル系を基本にしながら、社員の意見も取り入れると良いでしょう。
BGMはストレスチェック制度と組み合わせて活用できます。環境整備として職場全体のストレス軽減に取り組みつつ、個別対応はストレスチェック結果に基づいて行うのが理想的です。

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