1. コラム
  2. BGMでの快適なオフィス環境作り
  3. 障がい者が職場で活躍するための3つの環境改善ポイント

BGMでの快適なオフィス環境作り

障がい者が職場で活躍するための3つの環境改善ポイント

障がい者が職場で活躍するための3つの環境改善ポイント

政府が打ち出した政策のひとつである働き方改革は、多様な働き方を認め労働力を高めようという試みです。そのなかの課題には、「障害を抱えた人も働きやすいような職場環境を作ること」も含まれています。

今回は、障がい者が働きやすい社会とは何か、働きやすい職場環境を実現するためには、どのような点に注意すべきかについてご紹介します。

誰もが平等に活躍できる社会へ

政府が打ち出した働き方改革の2本の柱は、「社会全体で多様な働き方を認めること」と「多種多様な人が職場で活躍できる環境づくりを進めること」です。働き方改革が打ち出される前の日本では、正社員と非正社員の間に格差があったり、女性や障がいを抱えた人が就職しにくかったりと、職場環境にはさまざまな問題がありました。

この問題を解決するためには、会社全体で「ダイバーシティマネジメント」に取り組む必要があります。
ダイバーシティマネジメントとは、多種多様な人材を雇用し、戦略的に活用することを指します。[注1]

多種多様な人材を活用していく方針を、社員の意識改革とともに進めることが、誰もが平等に活躍できる社会への第一歩といえるでしょう。

・障がいを抱えた人への待遇を是正する2つの法律
また、障がいを抱えた人への不平等な待遇を無くすための法律も施行されています。その代表的なものとして挙げられるのが「障がい者差別解消法」と「改正障がい者雇用促進法」です。[注2]

2つの法律は、2016年4月に施行されました。「障がい者差別解消法」は、障がい者であるという理由だけで、サービスが提供されなかったり、入学を拒否されたりなどの不当な扱いを禁止する法律です。
「改正障がい者雇用促進法」は、雇用に関する不当な扱いを禁止する法律であり、雇用、採用、賃金面で障がいを抱える人の権利を守ります。
障がいを抱える人が正当な評価を受け社会で活躍することは、当人だけではなく社会にとっても有益です。

厚生労働省が発表した平成30年度の障がいを持つ方の就職件数は、102,318件となっており、前年より4.6%増加しています。
このことから、障がい者を持つ方の社会進出が活性化していることがわかります。[注3]

[注1] 厚生労働省: 働き方改革の実現に向けて
https://www.taishoku-a.net/knowledge/what-is-diversity.html
[注2] 内閣府: バリアフリー化推進施策関連のホームページ
https://www8.cao.go.jp/souki/barrier-free/link/bfsyoutyou.html
[注3] 厚生労働省: 平成30年度 障害者の職業紹介状況等
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05159.html

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わけ隔てなく働きやすい職場を実現!改善ポイントとは

障がい者が職場で活躍するための3つの環境改善ポイント2

わけ隔てなく働きやすい職場を実現するためには、3つの改善ポイントに着目しましょう。

・職場のバリアフリー化
1つ目の改善ポイントとして挙げられるのが「職場がバリアフリーになっているか否か」です。バリアフリーとは、高齢者や障害を抱える人などの社会的弱者が生活をするうえで「障壁」と感じやすいものを取り除いた状態を指します。

たとえば、車椅子で生活をする人が、毎日階段を上り下りし、オフィスに出社をすることは大きな障壁といえるでしょう。

職場環境をバリアフリー化するには、

*エントランスを広くする
*階段に手すりを付ける・急な場合は段差を増やす
*フロアの床の段差をなくし配線にも注意をする

などが挙げられます。
身体にハンディキャップを抱えた人もオフィスが安心して使えるように、障がいを抱えた人の視点に立ってバリアフリー化を進めましょう。

また、全従業員が使いやすい設備や機器で統一するといったユニバーサルデザインへの意識も欠かせません。
たとえば椅子も全従業員が使いやすいように、高さ調節の幅があるものを用意しておきましょう。

・それぞれの心身に適した働き方の導入
2つ目の改善ポイントとして挙げられるのが、「身心の状態に適した働き方を導入すること」です。障がいを抱える人の中には、あらゆる理由から長時間働き続けることが難しい人もいます。
たとえば、腎臓機能が低下し週に3回の人工透析が必要な人が働くとき、2人で1人の仕事量を分配する方法を取る企業もあります。人工透析は、1度の施術に4時間以上かかってしまう場合もあり、施術が必要な人は働く機会を失いやすいといわれていました。2人で1人分の仕事を分配し、働く時間もシフト制を取ることで、引継ぎもスムーズに行えます。

このように、身心の調子に合わせシフト性を導入したり、仕事量を調整したりすることは障がいを抱える人にとっても働きやすい職場を実現するうえで重要といえます。
フレックスタイム制度やテレワーク制度といったように、それぞれの状況に合った勤務体系を導入していきましょう。

・社員のコミュニケーションを円滑にする
3つ目の改善ポイントとして挙げられるのが、「社員のコミュニケーションが円滑に進みやすい職場環境にすること」です。多種多様な人が職場で活躍するためには、コミュニケーションを取り合い、お互いをフォローし合う必要があります。ランチ会を開いたり、職場内に癒し要素を取り入れたりすることによって、社員間のコミュニケーションも円滑に進みやすくなるでしょう。

オフィスBGMでコミュニケーションを促進!誰もが働きやすい職場に

社員間のコミュニケーションを促進するために、オフィスBGMを活用するのもよいでしょう。音楽には、曲調やテンポによって身心をリラックスさせる効果があるといわれています。[注4]

社員一人ひとりのメンタルの負担を軽くし、ストレスを軽減させることでコミュニケーションも円滑に進みやすくなるでしょう。
また、オフィスBGMは、さまざまなシーンに応用できます。作業に適したBGMを選ぶことによって集中力を高め、仕事の能率を高める効果も期待できるでしょう。仕事の能率が高まれば残業時間を短縮できるため、長時間労働を防止することも期待できます。

オフィスBGMを活用するメリットは、社員間のコミュニケーションを促進するだけではありません。
オフィスBGMを活用すること得られる効果として「マスキング効果」があります。マスキング効果とは、オフィス内の騒音(キーボードの入力音や電話の話し声など)を音楽でカバーすることです。オフィス内の騒音が気になる人は意外に多いため、集中力を高める効果が期待できます。マスキング効果によって、大切な会議や商談の情報漏えいを防止する効果も得られるため一石二鳥です。

オフィスBGMを活用することで「イメージアップ効果」も期待できます。受付や窓口などは、企業の印象を左右する大切な場所といえます。上品で落ち着いた曲調のオフィスBGMを導入することで、社外から来客があったときのイメージアップにも繋がりやすいです。

BGMを活用することによって、受付社員の対応が変わったという声もあり、オフィス全体の雰囲気を明るくする効果も期待できるでしょう。

[注4] 兵庫教育大学: BGMの効果及び問題点の研究
http://www.art.hyogo-u.ac.jp/hrsuzuki/students/hatuki.pdf

環境を改善して誰もが働きやすい職場を作る

障がいを抱える人もわけ隔てなく活躍できる社会を作るために、政府はさまざまな法整備を行っています。その中には「改正障がい者雇用促進法」、「障がい者差別解消法」などが含まれます。
また働き方改革の中には、多種多様な人材を積極的に活用することを推奨する内容が含まれており、障がいを抱える人がわけ隔てなく活躍できる社会は、当人にとっても企業にとっても有益であると示されています。

障がいを抱える人にとっても働きやすい職場を実現するためには「バリアフリー化を進める」、「心身の状態に適した働き方を導入する」、「オフィス BGMを導入する」などの方法があります。障害を抱えた人でも活躍できる職場を実現するためには、職場環境を改善するための制度を導入しつつ社員間のコミュニケーションを促進することがポイントです。

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