コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
気持ちよく働き続けるためにも、「よい雰囲気の職場を選んで入社したい」と考える人は多いです。しかし、求人から職場の雰囲気の善し悪しを判断することは難しいといえます。また、入社当初は和やかな雰囲気だった職場も、ささいなきっかけから険悪なムードに陥ってしまう場合もあるでしょう
職場の悪い雰囲気を改善するためには、目の前の状況から目を背けるのではなく、自分から行動をすることが大切です。
今回は雰囲気が悪い職場の特徴と、職場の雰囲気を改善するために必要なポイントについてご紹介します。
平成27年に就職から3年以内に離職した人は、大卒の場合で全体の31%にものぼります。短大卒の場合は41.5%、高卒の場合は39%と、学歴によって違いはありますが、離職率が全体の30%を下回ることはなく、早期に離職をする人が多いことを指しています。[注1]
離職をする理由はさまざまですが、「職場の雰囲気が合わずに離職した」という人は多いです。職場の雰囲気は、自分1人でコントロールできるものではありません。すぐに解決することが難しい問題であるため、問題が改善される前に離職してしまう人も多いといえるでしょう。それでは、雰囲気が悪い職場の特徴には、どのようなものが挙げられるでしょうか。
まず、1つ目の特徴として挙げられるのが「社員同士の連携がうまくいっていない」ことです。1つのプロジェクトを社内で完成させようとしたとき、それぞれの社員がそれにまつわる仕事を分担しながら作業を進めることが多いでしょう。しかし、社員同士の連携が上手くいかずに仕事を進めた場合、作業内容が被ってしまったり、ミスが起きやすくなったりします。効率よく仕事を進められなくなり、業績不振の原因に繋がる可能性もあるでしょう。社員同士の連携が上手くいかなくなる原因としては、「コミュニケーションが不足していること」、「社員の中に自分勝手で、和を乱す人がいる」などが挙げられます。
職場の雰囲気が悪くなる2つ目の特徴として挙げられるのが、「パワハラを行う上司がいる」ことです。職場内にパワハラを行う上司がいると、部下はのびのびと働けなくなってしまいます。パワハラを行う上司を放置してしまうと職場の雰囲気が悪くなるだけではなく、社員一人ひとりの仕事の能率が下がってしまうこともあります。
[注1] 厚生労働省: 学歴別卒業後3年以内離職率の推移
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11652000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu-Jakunenshakoyoutaisakushitsu/0000140535.pdf.
オフィスにBGMという発想を。オフィスにBGMを流すだけでポジティブな効果がたくさん!
オフィスには「オフィス専用」のBGM、ぜひ試してみませんか?
職場の雰囲気を変えるための改善策としては、以下の4つが挙げられます。
・1. 自分自身が職場の雰囲気を悪くしないように努める
職場の雰囲気は、自分だけで作りあげているものではありません。しかし、「自分1人の力では解決できないから」という理由で、問題から目を背けていると自体が悪化してしまう場合もあります。
職場の雰囲気を悪くしないために自分ひとりでも実践できる具体策には、「自分が発言するときには言葉遣いに気を付ける」、「人の悪口に同意をしない」などがあります。雰囲気の悪い職場で、自分が意見を述べる際には細心の注意が必要です。言葉遣いや伝え方を誤ってしまうと、相手に悪い印象を与えかねません。職場の雰囲気がさらに悪くなってしまう原因に繋がる可能性もあるため注意しましょう。
相手に対し伝えにくいことを伝えなくてはいけない場合は、枕詞を付けて意見を述べるのが効果的です。例えば、忙しそうにしている相手に対し質問をしなくてはいけないときは「お忙しい所すみません」と伝えてから質問をしたり、相手の希望を断らなくてはいけないときは「大変申し訳ないのですが」と一言添えるようにしたりなど、工夫をするとよいでしょう。
・2. 職場の雰囲気を悪くしている社員を注意する
あまりに職場の雰囲気を悪くしている社員がいる場合、その社員を注意するというのも手です。ただし、自分の口から直接注意をすると事態が悪化してしまう可能性も考えられます。その場合は、上司から注意をしてもらうのもよいでしょう。
上司から注意をしてもらったのにも関わらず、本人の言動・行動に改善が見られない場合は、別の部署に異動してもらえるように要請するなどの対処法もあります。職場の雰囲気が悪く直属の上司に相談をしても行動してくれない場合や、直属の上司がパワハラを行っている場合などは、さらに立場が上の上司に相談をしましょう。
・3. ランチ会や席替えで社員間のコミュニケーションの場を増やす
社員同士でコミュニケーションを取る頻度が少ないと、仕事での連携も取りづらくなります。月に1回程度「ランチ会」を実施したり、席替えを頻繁に行ったりして、社員同士がコミュニケーションを取る機会を増やしましょう。
・4. オフィスにBGMを流す
比較的手軽にできる対策として、オフィスにBGMを流すということが挙げられます。職場の暗い雰囲気を明るくし、社員同士のコミュニケーションも円滑に進みやすくなるでしょう。爽やかでアップテンポな曲を流すことで、仕事へのモチベーションもアップしやすいです。
職場の雰囲気を明るくすることに効果的なオフィスBGMですが、メリットはそれだけにとどまりません。オフィスBGMを導入する大きなメリットとして挙げられるのが「マスキング効果」「メンタルヘルス効果」「イメージ効果」です。
・1. オフィス内の話し声や機械音を音楽でカバーできる
パソコンのキーボードの入力音や電話対応の話し声など、オフィスは意外に騒音が多い場といえます。これらの騒音は、社員の集中力を低下させてしまう原因に繋がりやすいものです。
しかし、オフィスBGMを導入すると、騒音が音楽にカバーされるためマスキング効果が生まれ、集中して仕事に打ち込みやすくなるのです。また会議室や応接室などにオフィスBGMを導入すると、大切な会議の情報漏えい防止にも繋がります。
・2. BGMでリラックスしたり明るい気分になったりする
音楽には人の心をリラックスさせたり、暗い気分を明るく変えてくれたりするなどさまざまな効果があるので、オフィスBGMを活用すればメンタルヘルス効果も期待できるでしょう。[注2]
オフィスで働く人の中には、メンタルヘルスに問題を抱えている人も多いです。このような実情は社会的にも問題視されており、厚生労働省は、働く人に向けたメンタルヘルスポータルサイトを作るなどの対策を行っています。[注3]
会社をあげてメンタルヘルスサポートを行うには、時間や予算の問題からハードルが高いこともあるでしょう。オフィスBGMを導入しリラックス効果が期待できる落ち着いた曲を流すことで、ストレス対策をしながらメンタルヘルスサポートを行えます。
[注2] 兵庫教育大学: BGMの効果及び問題点の研究
http://www.art.hyogo-u.ac.jp/hrsuzuki/students/hatuki.pdf
[注3] 厚生労働省: こころの耳
http://kokoro.mhlw.go.jp
・3. 受付や窓口で来客者へのイメージを向上させる
最後にオフィスBGMを活用するメリットとして挙げられるのが「イメージ効果」です。受付や窓口などにBGMを導入することによって、オフィスに来客した人からのイメージも良くなります。落ち着いたBGMを流すことによって、受付の社員の対応が柔らかく上品になったというオフィスもあり、イメージアップに繋がりやすいです。
嫌な雰囲気の職場で働き続けることは、社員に大きなストレスを与えます。雰囲気の悪さから、仕事の能率が下がり、業績不振に陥ってしまうケースもあるため、早めに対策をしたい所です。
職場の雰囲気を改善するためには「自分自身が雰囲気を悪くしないように注意をする」、「上司に相談をしてみる」、「社員同士がコミュニケーションを取りやすい環境にする」などすぐに始められる改善策もあります。これらの改善策と合わせてBGMを活用すれば、さらにオフィスの雰囲気も明るくなることでしょう。
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