コラムCOLUMN
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BGMでの快適なオフィス環境作り
日常的に音楽を聴く、ということはあっても家に専用のスピーカーを設置しているという方はあまり多くないと思います。
このため「オフィスBGMを導入しようとスピーカーを購入したものの、どこにどう置けばいいか分からない……」という状況になってしまう方が少なくありません。
そこでこの記事ではオフィスBGMを導入する際のスピーカーの配置方法に関して抑えておきたい情報を解説しています。
ぜひスピーカー配置の参考にしてみてください。
スピーカー設置には基本的なポイントがあり、それを抑えていない場合「音がくぐもって聞こえにくい」「高音がうまく聞こえない」などといった問題が発生してしまうことがあります。
この項目ではスピーカー設置に関する基本的なコツに関して台の設置位置や、オフィスの広さによってどのように設置方法を変化させる必要があるのかなどスピーカー配置に関して知っておきたい基本を解説しています。
●安定した台の上に設置する
スピーカーを設置する際は安定した台の上に配置することが大切です。音自体は振動であり、音を出しているスピーカーも常に振動し続けていることになっています。そのためにスピーカーを設置する台が不安定の場合、音自体が濁りかねないというわけですね。また音量やスピーカーの種類によってはかなり振動が強く安定した台の上においても揺れてしまうことがあります。その際はスピーカーの下に滑り止めなどを置くことで振動をできるだけ抑えるようにしましょう。
●耳と同じくらいの高さにおく
スピーカーを据え置くにあたっては、スピーカーを耳と同じくらいの高さに置くことが重要です。
これは単純な話としてスピーカーから出る音がスピーカーから見て正面真ん中に最も強く流れていくからです。そして音は放射線状に広がっていくために、スピーカーにおいては正面がもっとも強く音が伝わり、左右上下は音が伝わりにくい事が起こります。
とくに流している音が高音の場合には、人の耳は高音が出ている位置を感知しやすいことから、音が伝わりにくいどころか音に違和感が出てしまうということもありえるといえます。低音の場合には高音ほど違和感が出ることはありませんが人によっては変に聞こえてしまうため注意が必要といえるでしょう。
●壁からある程度距離を取る
スピーカーを取りつける場合においては壁からある程度距離を取っておくことが大切です。あまりに壁とスピーカーの距離が近い場合、音が壁に反射してしまうことによりスピーカーの音の響きが弱まってしまうからです。音の響きが弱まってしまうと、音自体がこもってしまいスピーカーから出される音本来の魅力が損なわれてしまいます。
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スピーカーの置き方は、オフィスの広さによっても適応かえる必要があります。これはスピーカーから出る音には指向性といって方向性があるために広い部屋と狭い部屋では音の広がり方などに違いが出てしまうためです。そこでこの項目ではオフィスの広さによるスピーカーの配置方法について解説をしています。
●オフィスが広い場合
オフィスが広い場合、スピーカーはいくつか部屋中に分散させて設置する必要があります。これはスピーカーを単体で設置してしまうとスピーカーの音が分散してしまい「音が良く聞こえる場所と聞こえない場所がある」という状況がつくられてしまうためです。
このため広い部屋でスピーカーを単体設置している場合には椅子に座っているときはスピーカーの音が良く聞こえるのに、立ち上がって少し持ち場から離れるとなぜか音が良く聞こえなくなるというような状況が発生することがあります。このような現象が発生してしまっては、BGMを聞いている人もどうしたのかと気になってむしろ作業に集中できなくなってしまうでしょう。
実際にどのようなスピーカーの分散方法が良いかに関してですが、これはオフィスにいる人数や、具体的な部屋の大きさや形などが関わってくるためケースバイケースであり、実際に設置してみたうえで「℃の置きかたが一番違和感なく聞こえるか」ということを考えることが大切です。
●オフィスが狭い場合
オフィスが狭い場合やトイレなどの小さな空間の場合にはスピーカーを複数個設置する必要はとくにありません。これは部屋が狭いためにスピーカーの音が空間の隅々までいきわたることができるからです。単一の設置方法においては自分を頂点としスピーカー2台の3点で、正三角形を作るという置きかたがもっとも音に違和感がない設置方法とされています。そのため、トイレなどの個室においては正三角形を作るようにスピーカーを設置しましょう。
スピーカーの配置を決めるにあたってはスピーカー自体の種類も大きく関係してきます。この見出しでは通常とは異なる2種類のスピーカーについて解説しています。一般のスピーカーとは違い、音の出方や設置場所などが大きく異なり、通常のスピーカーが持つ欠点をカバーしているものも多いのが特色です。一方でその設置方法は通常と異なることが少なくなく、初めて利用する際にはわからないことも多いでしょう。ということでこの項目ではそれら特殊なスピーカーの設置方法や特色について解説をしています。
●360°スピ―カー
360°スピーカーとは名前のとおり360度の多方向に音が行き届くスピーカーのことを指します。多くは円柱の形状をしており、表面のほとんどすべての位置から音が出るようになっています。このスピーカーのメリットとしてはどの方向に対しても音が出ているため、耳と同じ高さにスピーカーを設置したりといったスピーカー配置の工夫が必要なくなるという点です。
たとえば一方向にしか音が出ていないスピーカーは音の方向がある場所からない場所へ移ると露骨に音の変化が感じられてしまいますが、360°スピーカーであればすべての方向にたいして音が発生しているため、そのようなことが発生することはほぼなく、どの場所でも違和感なくスピーカー音を聞き取ることができます。
●天井埋め込み型スピーカー
天井埋め込み型スピーカーとは天井に直接スピーカーを埋め込むことで直接地面に設置するスピーカーよりも、空間に音が広がりやすくなっているスピーカーです。設置にあたっては工事をしなければならないため設置が若干面倒という点がありますが、天井には床と違って机やいすが置いてあることはありません。
そのため通常の床に置くスピーカーと違って部屋の真ん中など、置く場所を比較的自由に選べるというメリットがあるほか、音をさえぎるモノがないため音が空間全体に広がりやすいという点もあります。また「天井埋め込み型」という聞きなれない名前から値段が高いのではないかと考えてしまいがちですが、価格も1万円以下のものもあり意外とリーズナブルです。
スピーカーを設置する際には見た目にもこだわった方がお得です。というのもある程度の広さのオフィスであれば、スピーカーは複数配置することになるほか、狭いスペースのオフィスであれば小さな空間に置いてあるスピーカーは目立ってしまうからです。この場合、見た目が悪かった場合はオフィス全体の雰囲気を乱してしまうこともありえます。
ここまでオフィスにおけるスピーカーの設置方法について解説をしてきました。スピーカーの設置にはいくつかのポイントがありますが、それらのポイントさえ押さえれば特段難しいということはありません。スピーカーをうまく設置することで、スピーカーから出る音をより美しく乱れのない状態で聞くことができるようになります。しっかりと配置のコツを抑えて、スピーカーを設置しましょう。
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