「仕事と生活の調和」と訳される"ワーク・ライフバランス"。この言葉は「女性のためのもの」や「大企業が行う福利厚生」、「天秤が釣り合うように、ワーク(仕事)とライフ(私生活)に半分ずつに力を入れること」という誤ったイメージを持たれることが多くあります。
ワーク・ライフバランスとは、ワークとライフのいずれか一方を犠牲にするものではありません。働き方を見直し、短い時間で生産性高く働くことによって、ライフの時間を確保する。心身共に健康な状態になるだけでなく、人脈や自己研鑽による学びを得て、より意欲高く、より生産的に仕事に臨むことができる。「ワークとライフがお互いよい影響を及ぼしあいながらシナジー(相乗効果)を生みだすこと」、これこそがワーク・ライフバランスの本質なのです。(図1)