和光技研株式会社 様

――オフィスBGMを検討するようになったきっかけは何ですか？

中野さん
社屋の建て替えがきっかけです。
社屋建て替えを機に、より快適なワークスペース作りを目指す『新社屋プロジェクト』が発足しました。その一環として、私たちプロジェクトメンバーからオフィスBGM導入を提案しました。

林さん
以前のオフィスはとても静かで、張り詰めた空気の中、コミュニケーションが取りにくくリラックスしづらい雰囲気でした。
そんな空気を和らげ、社員が自然に話しやすい環境をつくりたいという思いがありました。

中野さん
また、若手社員の定着率を上げることも課題となっていますので、BGMの導入で、職場の雰囲気が良くなれば、そこにも貢献できるのではないかと考えました。


――オフィスBGM導入に対しては反対意見もあったみたいですね

林さん
そうですね。BGMに対して良い印象を持っている社員もいる一方、これまで通りの静かな環境の方が仕事に集中できるという意見もありました。

また、BGMと聞いて「ポップスや若者向けの音楽が流れるのではないか」という懸念や、「音楽に気を取られて仕事に集中できるか不安」という声もありました。


――その中でBGM導入をどのように推し進めたのでしょうか？

佐々木さん
まず私たちは、USENさんのオフィスを見学させていただき、実際にBGM環境を体験してみることにしました。すると想像以上にナチュラルで、音楽に気を取られることなく仕事に集中できそうだと感じました。
また、BGMを流すことでコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作る効果があると説明を受け、新社屋プロジェクトが重要視していた「コミュニケーションUP」の期待が高まり、導入を進める力になりました。

林さん
実際に体験してみて、懸念されていた騒々しさは無く、むしろBGMがオフィス空間に自然に溶け込んでいる印象で、これなら柔らかい雰囲気で仕事ができそうだと感じました。事前にBGM導入のイメージをつかむことができたのは大きかったです。実は、役員からの反対もあったのですが、体験をもとに説明をすることで納得してもらえました。

中野さん
導入にあたっては、USENさんの導入支援キャンペーンを活用し、新社屋移転と同時にBGMのお試し導入を行い、社員が違和感なく新しい環境に馴染めるよう配慮しました。その結果、社内の理解も得られ、スムーズに本格導入に進むことができました。


――オフィスBGMに対する社員の反応はいかがでしたか？

林さん
お試し後のアンケートで、95%の社員が「良い雰囲気になった」と回答してくれました。
「リフレッシュ・リラックスできた」という声も多く上がりました。

そのほか、
- 「周りの音や会話が気にならなくなった」
- 「業務に集中できるようになった」
- 「作業効率が上がった」
といった前向きな意見が多く寄せられました。社外のお客様からも好評だったようです。

中野さん
集まった意見から、スピーカーの位置や執務室の間取りによって聞こえ方に差があることが分かりましたので、音量調節は各執務室にお任せしています。今は自分たちに合った快適さになるように、それぞれで工夫してくれています。

佐々木さん
当初は、就業時間や残業時間に無音の時間を設けていましたが、今では「その時間もBGM流して！」という声がでるほどです。選曲は、インストゥルメンタルを中心に選びつつ、社員からのフィードバックも随時取り入れたプログラムにしています。社員からのリクエストに応え、水曜日のランチタイムには邦楽・洋楽のヒットメドレーを流したり、リラックス効果のあるボサノヴァを流したり、場面に応じて使い分けています。


――オフィスBGMの活用法と新社屋プロジェクトの今後の展開について教えてください。

林さん
当初はUSENさんご推奨のセットリストをそのまま採用していましたが、現在は社員からの要望を反映した柔軟な選曲を心がけています。
ハロウィンやクリスマスには、季節感のある曲で社内を活気づけたいなとも考えています。

佐々木さん
現在は新しい取り組みとして、フリーアドレス制度を試験的に導入しています。こうした新しい働き方への挑戦が続く中で、BGMが社員同士の自然なコミュニケーションを促すきっかけとなり、心地よい雰囲気へと私たちの職場が変化し続けることを期待しています。

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