時間、場所を超えたチーム・コラボレーションを支援するツールを開発・提供している。
近年は、ソフトウェアのラインセンス販売に加え、サーバーやセキュリティなどの運用環境を提供するクラウドサービスも実施。
インタビュー
- 人事本部 人事部 副部長伊藤優香さん
- 人事本部 人事労務部 兼 総務部佐藤友莉果さん
導入事例CASESTUDY
時間、場所を超えたチーム・コラボレーションを支援するツールを開発・提供している。
近年は、ソフトウェアのラインセンス販売に加え、サーバーやセキュリティなどの運用環境を提供するクラウドサービスも実施。
インタビュー
現在のこのオフィスは、2015年7月に移転、2019年5月に増床しました。移転の理由は、人員の増加で手狭になったからなのですが、その際、「働くということにリアルオフィスが必要なのか?」というところから考えたんです。当社の商材は、『kintone』など、いわゆるバーチャルオフィスを展開しています。これは、「パソコンひとつあれば、仕事はどこでもできる」とも言える発想です。そんな中で、自分たちのオフィスは「どのようにあるべきなのか…」と。
各部署の有志で移転プロジェクトチームを作り、意見を出しあって「オフィス」「チーム」「働くこと」についていろいろと考えていったのですが、最終的には、やはりリアルオフィスは必要という結論になりました。例えば、隣の席の先輩を見ながら仕事をするなどで個々人の成長や、当社が大事にしている「チームワーク」を育むためのイベント開催などもあって、そのためにはコミュニケーションの空間を持つべきであると考えたんです。
新しいオフィスのコンセプトは「Big Hub for Teamwork」。
チームワークを広げたいというビジョンを持ち、情報やヒトを集結させてリアルコミュニケーションを活性化させ、チームワークのハブとなる拠点としよう、という考え方です。
このコンセプトは5つのテーマ
・Communicational
・Changeable
・Sense5 + 1
・Eco Expand
・Trust&Secure
から成っていて、オフィスの細部にまでこのテーマを反映、ひとりひとりが働きやすく、そして、ミッションを遂行する上ではチームワークを大切にする――リアルオフィスとバーチャルオフィスの両方を持ったサイボウズらしさが出るように、作り込んでいきました。
執務室となるフロアには、簡単な打ち合わせをしたり、自分のデスクを離れてちょっと気分を変えて作業をしたり、また、仕事の合間にリラックスする空間としてラウンジを配置。BGMはこの空間に配しており、オフィスにいる間のオンとオフの切り替えに一役買っています。
また、まさにコミュニケーションを体現する場として「キャンプファイヤー」というエリアを執務室の中央に設けました。ここはひとりで集中して仕事をしてもいいし、チームでMTGをしてもいいし、とにかくみんなが集まりやすい空間にしようというコンセプト。フロアの中央に配置したのは、皆が集まってきやすいように、そして、ネーミングの「キャンプファイヤー」も気軽にふらっと集まりやすい場所の印象があると思って付けたものです。
さらに、コミュニケーションの活性化を目的とした制度があり、誕生日会や部活制度、オフィス内にはキッチンもあり、みんなでカレーを作って食べたり、ちょっとした集まりで使えるようにしています。
コミュニケーションが活性化しチームワークが熟成されるとよいアウトプットをもたらす――今後もリアルオフィスではその循環をもっと昇華させたいですね。
BGMが流れるラウンジの一角。リラックスできる椅子なども置かれている。
エントランスはPARK、同じフロアの商談室はPORTと呼ばれる。外部との繋がりを意識したネーミング。
コミュニケーションを醸成させる社内イベントがたくさん実施されているとか。
フロアの中心にあるキャンプファイヤーエリア。絨毯がオレンジで、キャンプファイヤーらしい灯りも。みんなが集まりやすいスペースに。