5社共同で開発・建設を進めてきた神田錦町三丁目の複合オフィスビル計画で幹事会社を務め、6棟のビルを、高い環境・防災性能を有する地上17階・地下2階建のオフィス、商業施設、カンファレンスセンターからなる複合ビル1棟に建て替えた。
導入事例CASESTUDY
導入事例CASESTUDY
5社共同で開発・建設を進めてきた神田錦町三丁目の複合オフィスビル計画で幹事会社を務め、6棟のビルを、高い環境・防災性能を有する地上17階・地下2階建のオフィス、商業施設、カンファレンスセンターからなる複合ビル1棟に建て替えた。
2015年5月15日、神田錦町にオープンしたここ「テラススクエア」は、商業施設(1~2階)、カンファレンスゾーン(3階)、オフィス(4~17階)からなり、神田・神保町という落ち着いた文教風土と自然が残る街の歴史を受け継いだ特徴のある複合ビルです。東京の中心部に位置し、5駅8路線が利用可能というビジネスに最適な場所に、先進の設備を配したオフィスゾーン、ビジネスパーソンにくつろぎやリフレッシュを提供する商業施設、緑やアート作品の設置など、施設構成全体にこだわりました。入店したカフェやレストランにも特徴があり、新業態や初出店などの店舗も多いです。また、各フロアには、緑豊かな広場に面した合計200席以上のテラス席を設けており、お食事などをお楽しみいただけるようになっています。
このような新たな試みを多数施したオフィスビルとして、「BGM演出にもどこまでこだわれるか?」を検討していました。SDOは、オフィスフロアや、会議室、待合室などへの導入実績からその効果、放送内容がオフィスワーカー向けに編成されているという点から、今回、この「テラススクエア」全体への導入を決めました。オフィスビル全体では初となるそうですね。
グランドオープン時には、各空間の持つ役割を鑑み、それに沿ってBGMを検討して配置しました。オフィスゾーンエントランスでは、オフィスワーカーのストレス軽減を促す優しいBGM「S-01 Concentration ~働く人の集中力UP~」を選択しました。ピアノやフルート、ヴァイオリン、アコースティックギターなどが奏でるアンサンブルによる演奏は、それだけでも透明感と落ち着いた雰囲気を空間に演出してくれます。SDOのチャンネルでは、それにモーツァルト効果が取り入れられており、脳を休めたり、癒しの効果があるので、多くのオフィスワーカーが終日行き交うオフィスビルのエントランスのような空間に最適なBGMとして、ここテラススクエアの事例をもとに定着するとよいと思います。また、トイレは気持ちのリフレッシュ空間だと考え、業務による緊張感のリセットとリスタートをもたらす洗練されたクラシック音楽を流しています。
グランドオープンから数か月が経ち、季節やビジネスカレンダーによる1日の時間の流れ、環境や特性が変化してきています。SDOは専任のスタッフが定期的に訪問して最適化を提案してくれるので、今後も空間演出の一環として常に最適なコーディネートをし、「音楽があるオフィスビル」のお手本になれるといいですね。
オフィスビル共有部への導入は初となる『Sound Design for OFFICE』。
オフィスワーカーを出迎えるスペースのBGM として、機能性と美しさ、ビジネスパーソンのメンタルサポートを併せ持つ音楽を流しています。
テラス席やベンチのある広場は緑に囲まれ、作り出された木陰が憩いの場に。
広場部分には、落葉樹を中心とした樹木や、憩いを感じる水路、彫刻家によるアート作品を設置、緑あふれる解放的な空間を演出。