課題と効果
無音の本社に感じていた、店舗スタッフとの心理的な距離感
オフィスBGM導入のきっかけは、代表からの「職場環境を改善するために、何か考えてほしい」というオーダーでした。いろいろな案が出る中で、「音楽はどうだろう」という話になったんです。
当時、店舗スタッフが本社に来た際、本社オフィスが無音に近い状態だったため、「少し距離感を感じる」「入りづらい」といった声が代表に寄せられていたそうです。本社なので、もちろん賑やかにしているわけではありません。ただ、店舗スタッフが入りやすい空気をつくること、そしてそこで働く人たちももう少し話しやすい雰囲気にすることを考えたときに、音楽が良いのではないか、というところからスタートしました。
「音のカーテン」が生み出す、自然に会話しやすい空間
職場環境を改善するオフィスのための音楽という意味では、USEN WORK WELLさんが自然に候補に上がりましたし、他に選択肢が思い浮かばないほどメジャーだと感じていました。
無音の中で会話をするよりも、少し「音のカーテン」のようなものがあった方が気軽に話しやすくなり、コミュニケーションの活性化につながるだろうと感じたことも、導入を決めた理由のひとつです。
一方で、導入前には「歌詞のある曲だと、仕事中にそちらへ意識が引っ張られてしまうのではないか」という声もありました。そこに対して、歌詞のないリラックス効果のある音楽もあると聞き、「それなら安心して導入できる」という話になりました。本社でテスト導入する形で始められたことも、無理なく導入できた理由のひとつだったと思います。
本社から店舗へ。“ブランドを体現する空間づくり”としてBGMを展開
本社では、執務エリアやお客様が通るエントランス・通路、接客スペースなどでBGMを流しています。
店舗では、執務エリアと来客スペースの両方に導入しています。お客様に気持ちよく、安心してお部屋探しをしていただける雰囲気づくりと、従業員が気持ちよく働ける空間づくり、その両方を大切にしています。
店舗へ展開した背景には、当社が新潟県内でリーディングカンパニーの立ち位置にある中で、これまでオフィスBGMとして使用していたラジオが、会社のブランドイメージと少しズレがあるのではないか、という考えもありました。
もちろん、ラジオ自体が悪いということではありません。ただ、県内トップ企業としての空間演出や、お客様に安心していただける雰囲気づくりを考えたときに、オフィスBGMを整えることは必要な取り組みだと感じました。
季節感と現場感覚を取り入れた、柔軟な選曲運用
一番こだわったのは、仕事の妨げにならない音楽を選ぶことです。ポップスやロックのようなアーティスト楽曲を流すというより、リラックス効果があり、業務に集中しやすい音楽を選んでいます。
歌詞のない曲を中心に、イージーリスニングや集中しやすい音楽を流すことが多いです。季節に合わせて、お正月には和の雰囲気を感じる音楽、クリスマスの時期にはジングルベルなど、季節感のある曲を取り入れることもあります。
また、アイススケートの時期にクラシックを耳にしたスタッフが、「この雰囲気いいね」と言いながら流してみることもあります。現場の感覚で、その時々に合った音楽を柔軟に取り入れています。
従業員が柔軟に選曲できる状態にしていることも特徴だと思います。基本的には誰でも操作できるようにしていて、メインで操作する担当者はいますが、興味を持ったスタッフが周囲と相談しながらチャンネルを変えることもあります。