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三井金属鉱業株式会社 様

金属製錬、電子材料製造、自動車部品製造などを担う三井グループの非鉄金属の総合素材メーカー

インタビュー

  • 基礎評価研究所 分析技術統括センター 三池分析技術センター 統括主任跡部正和さん
  • 基礎評価研究所 分析技術統括センター 三池分析技術センター野中尚子さん

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音楽が流れる”研究室”のはじまりは、
「心地よい空間」がヒント

三井金属鉱業グル-プは、非鉄金属素材を中心とした多様な技術や経験を蓄積し、「マテリアルの知恵を活かす」をスロ-ガンに、機能粉材料事業・金属事業・自動車部品事業、その他関連事業を展開しています。
例えば、スマ-トフォンの小型化などに使用され、精密回路の配線材料に用いられる極薄銅箔・電子機器用銅粉を生産、また、二輪車・四輪車排ガス浄化用の触媒、酸化セリウム系研磨材など、世界トップシェアを誇る製品を多く開発・製造しています。

福岡県大牟田市には、三井金属鉱業グル-プ複数の工場があり、機能性粉体、薄膜材料、セラミックス、酸化亜鉛などを生産しています。これらの工場で使用する原料、生産している中間品や製品、さらには工場の環境に至るまで、あらゆる分析を引き受け、製品開発と研究の面から支えているのが、ここ「三池分析技術センター」です。

このセンタ-では20名のセンター員が年間約40万件もの分析に携わっています。例えば、粉体製品の面積や粒子の大きさ、超微量の不純物の測定、主成分の精密分析などを実施しています。
分析は、専門性が高く細かな作業が多くあり、結果を正確に出すことで品質保障の向上に繋がり製品価値を高めることになります。また、工場から出る排水、ガス、土壌なども測定することで、環境面などで地域の人々の生活の維持、安全面に貢献しているなど、非常に責任感を求められる場面が多い職場です。
近年、分析を取り巻く環境が大きく変わってきており、精度はもちろん、超微量の分析、電子化した分析値の報告と気が抜けない作業が多いのが実状です。また、分析自体の件数の多さ、種類も増え、神経をすり減らす作業が続くこともあります。

そんな職場の環境を改善しようとしていた時に、「BGM」というキ-ワ-ドが上がりました。音楽を流すことで職場の空気が変わるのではないか?・・・工場の長い歴史の中では、現場にBGMを流したことはなく、また、ベテランの年配社員の中には反対する声もありました。ですが、まずは一部から…と導入してみると「この曲何?」など会話のきっかけになり、雰囲気が変わってきたのです。
導入する時には、センター1日の作業内容を伝え、朝は優しい雰囲気で始まり、リズムのよい曲へ流れていって、最後は作業の締め括りとなるような終わりを感じさせる曲など、タイムテーブルを組むことでセンター員が作業のリズムを作っていけるようにしました。その結果、職場の雰囲気の変化だけではなく、業務の効率化にも繋がったのです。また、休憩時間を知らせるチャイムの5分前にBGMをいったん無音にすることで、自然と時間を把握できるようになり、課題であった残業も大きく減りました。

研究職という強いプレッシャーを感じるポジションだからこそ「BGMで五感を緩める」という策があらゆる面から効果を発揮した、と思います。現在では、他の部署からセンターに訪れる方からも評判がよく、他の工場にも導入を進めているところです。

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小さな検査作業空間では、右上にスピーカーを配置し、上から音楽を流すことでより集中できる

たくさんの検査用器具が並ぶ空間。ソフトからエレガントまで幅広いBGMが流れ心地よく仕事ができているとのこと

大きなプレッシャーと多くの検査作業に、「BGMを役立てる」発想はお見事

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