D-56 ネイチャー・ヒーリング ~森林の癒し~

清らかな小川のせせらぎ、爽やかな小鳥のさえずり、木々とたわむれながら吹き抜ける風…そんな森林の雰囲気をサウンドで表現する新感覚のネイチャー・ヒーリング・チャンネル。騒々しさとストレスの多い都会では決して味わうことのできない大自然の癒しを再現しました。オフィスでは気になる雑音や守りたい会話情報をマスキングするサウンドとしてもおすすめです。

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「D-56 森林浴」に寄せて/C・W ニコル

C・W ニコル

森から聞こえる音

 コンゴのイトゥリという原始の森で、不思議な小人族に出会った。彼らは繊細な顔立ちをし、音楽をこよなく愛し、美しいハーモニーで歌い、太鼓や笛を奏でることができた。

 人間の音楽も、また、美しく、優しく、力強く、リズミカルで、時に恐ろしくさえある音を認識することも、すべて森から始まった。人の声の音域さえ、森によってつくられた。人の声は、高い木々の間をぬって遠くへと伝わってゆく。人間が金属をつくり始めるまで、ほとんどの楽器は森から生まれた。木や竹、アシ、動物の角や腸、皮膚からつくられた。森のある生き物は、疳高い音、歌うような抑揚のある音を生みだし、また、他の生き物は、吼えるような、唸るような音をつくりだす。植物もまた、風や水と触れあうと、溜息のような、ささやきのような、きしむような、うめくような音を生みだす。

 北極や海で過ごした時間を別にすれば、私はほとんどの時間を森の中で過ごしてきた。私は森の音がこの上なく好きだ。私にとってそこから生まれる音はすべて意味があるのだ。

C・W ニコル

プロフィール

40年英国南ウェールズ生まれ。作家、環境保護活動家、探検家。17歳でカナダに渡り北極地域の野生生物調査を行って以降、10数回にわたり同域を調査。62年初来日、80年長野県に移住し、現在は日本国籍を取得している。86年より荒れ果てた里山を購入し、森の再生活動を実践するなど、環境問題にも積極的に取り組む。02年「C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立。05年、英国政府より大英勲章(MBE)を受勲。

著書は『勇魚』、『盟約』、『誇り高き日本人でいたい』など。

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