コラム

職場にBGMを流したい!おすすめの音楽とその効果

2017/12/14

職場にBGMを流したい!おすすめの音楽とその効果

職場にBGMを流す効果が高いと注目されていますが、職場にBGMを流してほしいと思っている人も多いようです。音楽を聴きながらの作業で集中力がアップするという効果も、最近の研究結果によって明らかになってきています。しかし、BGMの種類には注意が必要です。ここでは、職場にBGMを流すときにおすすめの音楽とその効果について紹介します。

時間帯によって効果が変わるBGM

 職場でのBGMには、集中力や企画力をアップさせ、モチベーションを高め続けるような音楽ジャンルが理想です。しかし、就業時間中ずっとモチベーションを保持したり、集中力を何時間も維持したりしようとするのではかえって心身ともに疲れてしまいます。人が集中力を保つことができる時間は、それほど長くありません。また個人差があり、数十分も持たないという人もいます。集中力が長く続くからといって、座りっぱなしで何時間もデスクワークを続けるのは体にも負担がかかるものです。そこでおすすめしたいのが、時間帯によってBGMを変えて作業効率をよりアップさせる方法です。

 積極的に対策しているオフィスでは、始業時間のBGM・ランチタイム後のBGM・終業時間のBGMと何種類ものBGMを流し分けているところもあります。例えば、終業時間にはモチベーションが再び上がるようなアップテンポなノリのBGMをかけることで、残業することになってもダラダラと作業するのではなく、早く仕事を終えて帰れるように集中できるというわけです。このような効果の成果を出すためには、選曲するBGMが年代や好みを超えた誰にでも知られているような音楽であることも大切です。

 一般的に午前中のリラックスしながら作業を進めたい時間帯には、心身をリフレッシュさせるようなBGMがおすすめです。午前中は一日のうちで最も集中力が高まり、作業効率がアップする時間帯ですから無駄にはできません。バッハなどのバロック音楽やモーツァルトなどの適度に緩急がついた音楽には、自律神経を整える効果があるといいます。こうしたクラシック音楽を流すことで、ミスを軽減したり、発想力を高めたりすることができるでしょう。

 ランチタイムは、午前中と午後の一区切りとなる重要な休憩です。ストレスで煮詰まってくると、ランチタイム中に仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。ランチタイムで効果的に休息を取り、午後の就業時間も効率よく仕事を進めるためには、オフィスBGMの選曲が肝心です。空腹だった状態が満たされることにより、精神的にも安定して自然とリラックスしやすいランチタイム後は、眠気に襲われて作業効率が低下しやすいのが問題です。これを解消するためには、ある程度テンションを高めてくれるアップテンポな選曲をしてみるとよいでしょう。

 ただし、アップテンポなノリのBGMがずっとかかっていると、今度は集中しにくくなったり、商談や会議に悪影響を及ぼしたりする恐れがあります。人の集中力は長く持っても90分、その後は10~15分ほどの休憩をとり、再び集中できるようにするという繰り返しが効率的だと言われています。そのため、BGMをかけない時間も設けて耳を休ませてあげるようにしましょう。

好みに左右されない音楽

好みに左右されない音楽

 人の好みは、千差万別です。似た好みを持っている人でも細かい部分で違いがあったり、精神状態によって好みが変わったりすることもあるでしょう。音楽の好みなどは、意見が食い違いやすい趣味でもあります。これがオフィスのBGMに関わってくると、好きな音楽では仕事に乗れるけれど、好みではないBGMがかかっているときにはストレスがかかって仕事が進まないという問題にもなりかねません。ある放送会社によるアンケート調査でも、オフィスのBGMの選曲が好みではないと回答する人が半数以上を占めていました。これでは、せっかくのオフィスBGM対策が台無しです。

 人の好みに左右されない音楽で、万人に仕事の効率をアップさせる効果をもたらすのは難しそうな問題です。しかしこれを解決してくれるのが、クラシック音楽です。クラシック音楽には、すべての音楽ジャンルの基礎が詰まっています。そのため、さまざまな音楽の好みを持つ人を引き付ける魅力があるのです。最近では、クラシック音楽の特性を活かしたヒーリングミュージックや能率アップのための音楽なども作曲されています。そのような音楽は、オフィスのBGMにおすすめです。

 また前述したように、誰もが知っている音楽を選ぶということも重要です。この曲を聴くと自然とテンションが上がる、なぜかリラックスしてしまうという音楽は耳になじみがあるといえるでしょう。初めて聴く人がいても、他に知っている人が多ければ何の曲か教えてあげて盛り上がることもでき、コミュニケーションにもつながります。これは、ごく少数の人のみに好まれるような選曲では起こらないことです。

飽きない選曲

 大手放送会社のアンケート調査結果では、オフィスにBGMが流れるのは好ましいが、いつも同じ曲の繰り返しで飽きてしまうという回答も多数ありました。例えば、医療機関で待合室にいるときなども、居心地がいいと感じた曲を何度も何度も繰り返し耳にすると飽きてきてしまいます。毎日いるオフィスで同じ曲が流れているのは、ストレスにならないほうが不思議といえるでしょう。

 オフィスでかけると効果的なBGMには、いくつかのパターンがあります。各パターンの中には、数々の曲が存在します。新たにオフィスBGM用などとして作曲されている音楽もありますから、オフィスのBGMを選曲する担当者は敏感になっておくことも大切です。一日のうちで、時間帯によって選曲を変えるだけでも飽きない効果が出てきます。時間帯によって曲が違っても毎日同じでは飽きてしまうという場合は、有線放送などを利用してみるのも一案です。

 有線放送の中には、オフィスのBGM用にふさわしい選曲をしてくれるサービスもあります。午前中にはヒーリングミュージック、午後の一時的な時間帯にはアップテンポミュージック、終業間際には士気を高めるような選曲といったように、仕事の効率が無駄なくアップするようなBGMがかかるのは便利です。BGMのマンネリ化に不満を持つ人が出てくると、オフィスのBGMそのものに否定的になったり、職場環境の悪化に影響が出たりする可能性があります。オフィスにBGMを流す効果が高いとわかってきているだけに、惜しい話です。いつもオフィスにあるCDしか流してもらえない、ラジオはトークが気になって仕事に集中できないという問題がある場合は、オフィスBGM専用の有線放送にも注目してみましょう。

 有線放送のメリットは、プロが選曲したBGMが流れるという点です。オフィスのBGM用として、仕事の効率が考えられた選曲をしている局も出てきています。できれば、途中に挟まれるCMはカットされていることが望ましいところです。その意味でも、ユーザーとの契約料によって運営をしている有線放送はおすすめです。放送局によっては、オフィスのBGM対策に個別に乗り出すサービスを提供し始めているところもあります。

 オフィスのBGMとしてふさわしい条件を備えた選曲について、社内で考えるのは手間がかかるものです。この手間をカットして有効な方法を導入できれば、生産性のアップを負担なく行えるでしょう。有線放送などは費用がかかる方法ですが、オフィスの職場環境をよくするのに大きな効果が出れば無駄なことではありません。まずは、放送局おすすめのオフィス用BGMをチェックしてみると、ヒントが見えてくるでしょう。



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